金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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現在、記事の整理中。

39:山田詠美 『日はまた熱血ポンちゃん』

2005-06-24 23:01:48 | 05 本の感想
山田詠美『日はまた熱血ポンちゃん』(講談社)
★★★★☆

読んでいる順番がめちゃくちゃなせいで、どれを読んで、
どれを読んでいないのか、まったくわからなくなっている
エッセイのシリーズ。
好きな作家さんが、また別の好きな作家さんの本の感想を
書いているのを読むと、なんだかうれしい。
川上弘美『セイセイの鞄』は確かに素敵な話だった。
(映画でセンセイやってたのは柄本明。大河での高師直以来、
 すごくギラギラしたイメージを持ってるので違和感・・・)
食べ物の名前を並べただけでもおいしそうで、
サーモン食べたい、と思いながら今回も楽しませていただきました。

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38:村上春樹 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』

2005-06-24 23:00:17 | 05 本の感想
村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(新潮社)
★★★☆☆

途中で何度も挫折しそうになったのだけど、
彼女のおすすめにはずれなし、と思っているので最後まで読みました。
女性の描かれ方はやっぱりひっかかるし、
並行して描かれるふたつの世界の関係についても、
前半からぼんやりとではあるけれど予想がついていてしまった。
それでも哲学的・寓意的な物語として、魅力を感じました。
なぜだか梨木香歩『裏庭』を読んだときのことを思い出します。
何度も中断したし、睡眠不足の状態で読んでしまったので、
きっとすくい取れなかった部分がたくさんある。
時間を置いてからもう一度、どっかり腰をすえて一気に読みたい。

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