金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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76:バーネット 『秘密の花園』

2006-04-14 11:21:28 | 06 本の感想
F・H・バーネット『秘密の花園』(福音館書店)
★★★★★

籐子ちゃんのところのレビューを見てから、
ずっと読みたいなあと思っていた一冊。
この話に関するわたしの知識は、
子供向けのダイジェスト版絵本と、昔ちらっと見ただけのアニメ
(ハウス名作劇場だと思ってたら、NHKだった!)
のみで構成されていて、原作を読むのは初めて。
主人公はわたしの中では「メアリ」なのだけど、この訳では「メリー」。
ディッコンとコリンが登場したあたりから話が俄然おもしろくなり、
コリンが花園に足を踏み入れた場面の美しさには
頭がぼんやりしてしまうほど!
劇的に変化していくメリーやコリンの内面、
子ども時代の幸福を絵に描いたような世界にじんわり胸を打たれます。

映画版のオリジナル続編があるという話をちらりと見かけたけど、
本当なんでしょうか。見たいなあ。


コメント
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