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★★☆☆☆
賢治作品に出てくるお菓子をテーマにした、
エッセイのようなレビューのような一冊。
作品も研究書もわりと読んでしまっているので目新しさは感じなかったけれど、
ほのぼのとしたイラストと語り口に味があって、
宮澤賢治に興味を持つきっかけになるかもしれない。
作家研究のコーナーにあったけど、児童書コーナーに置いたほうが
いいんじゃないかなあ。
「バナナ」の章でとりあげられているのは、劇「飢餓陣営」。
かつてひとりで花巻に行ったとき、バスターミナルで出会ったお兄さんが
「バナナン大将のクッキー」をなぜか一パックまるごとくれたのを思い出した。
バナナ香料は苦手だけど、おいしかった。