金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

梨屋アリエ 『プラネタリウム』

2006-06-18 15:01:46 | 06 本の感想
本の感想128:梨屋アリエ『プラネタリウム』(講談社)
★★★☆☆

非現実を織り込んだ、中学生たちの日常を描いた短編集。
タイトルにもなっているプラネタリウムが全編に登場するのだけれど、
必然性はいまいち謎。
梨屋さんの本はほかに『でりばりぃAge』しか読んだことがないけれど、
デビュー作のそれにくらべると格段に文章がうまくなっているのがわかる。
「つきのこども」は苦手要素が多くてあまり楽しめなかったものの、
ほかの三篇はおもしろかった。

「ウケ×セメ」は順序が逆じゃないのかしら……と
門外漢ながら気になってしかたない。
「つきのこども」の衣生の苗字にも反応してしまいましたことよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする