飯間浩明『辞書を編む (光文社新書)』
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
【右】【愛】【萌え】【キャバクラ】……。
国語辞典を引くと、辞書によって語釈の特徴が違う。
われらが『三省堂国語辞典(サンコク)』は、
誰にもまねできない語釈をつけたい。
でも、どうやって?
――『サンコク』の改訂に追われる辞書編纂者が、
辞書作りの実際を公開。
街なかでの用例採集、見出し語の取捨選択、
中学生にもわかる語釈の執筆など
知られざるエピソードを通して、
ことばの奥深さを知る一冊。
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国語辞書編纂の仕事を垣間見られる。
こうしてどんな信念をもって、
どんな手順で辞書を作っているか、
ということを知ると、辞書に対する思いも変わるね。
三国は、小学校高学年~中学生にも意味がわかる言葉で
語釈が書かれているので重宝していたのだけれど、
やはり方針として「中学生にもわかる」を掲げていたのだな。