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★★★☆☆3.5
【Amazonの内容紹介】
九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。
その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員の日々の楽しみは、
勤勉なのに老若男女を意図せず籠絡してしまう
魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察すること。
なぜなら今日もまた、彼の元には超個性的な常連客(兄含む)たちと、
悩みを抱えた人がやってくるのだから…。
コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。
6編の連作短編集。
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わたし、モテモテのイケメンにあんまり興味がないみたい……。
たぶん、この店長が本作の魅力のひとつであろう、というのはわかるんだけど、
彼のモテっぷりを描いたプロローグと最後の話、
自分が無表情で読んでいるのに気づいた。
あまりにも漫画的だから白けてるのかな……?
自分の心理がよくわからないけど、
このキャラ設定が好きじゃないのは確か。
そんなわけで序盤は「読み切れるかな?」と心配になっていたのだけど、
第3話からぐっとおもしろくなって、中盤の第3~5話はかなり好き。
チェーン展開していて独自色の少ないコンビニを舞台に
どうやって「お店もの」を展開するのかな? と興味があったんだけど、
生活に密着したコンビニだからこそのオリジナル設定があり、
それが生きていた。