小玉ユキ『青の花 器の森〈1〉・〈2〉』
★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
長崎・波佐見を舞台に始まる、器と恋の物語
波佐見焼きの窯で絵付けの仕事をしている青子。
波佐見焼きの窯で絵付けの仕事をしている青子。
その窯に、海外で作陶していたという龍生がやってきた。
無愛想で人を寄せ付けない龍生に「絵付けされた器に興味ない」と言われ、
自分の生き方まで否定された気持ちの青子だが、
反発しながらも龍生の器に惹かれていき…?
器に魅せられた男女が出会ったことで、大人の恋が動き出す--!
器に魅せられた男女が出会ったことで、大人の恋が動き出す--!
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わかっています。
作劇の問題として、ツンデレは最初にマイナス面が強く出たほど、
デレの効果大で盛り上がる……って。
でも、大人だし社会人なんだから、
「付き合いが始まったばかりの相手を不快にするような態度は避ける」
という最低限の礼儀は守ってほしいよ……。
どんなつらい過去があろうが、全くの他人に対してそれは免罪符にならんのやで……
とヒロインの相手役であろう男に不満が募るのだが、
器の魅力は十分堪能できた。