映画『宮廷画家ゴヤは見た』(ミロス・フォアマン監督)
★★★★☆
18世紀末のスペインで、宮廷画家という地位を得ながらも
権力を批判する絵画を描いていたゴヤ。
ゴヤに肖像画を依頼していたロレンソ神父が主導し、
カトリック教会は異端の取り締まりを強化する。
そんな中、ゴヤの絵のモデルとなっていた少女・イネスが
異端の疑いをかけられ、異端審問書に囚われる。
イネスの父・トマスに懇願され、ゴヤはロレンソ神父を
トマスら家族に引き合わせるが……
************************************
※ネタバレありですよ
ゴヤはあくまでも傍観者であり、彼の目を通してみた
動乱の時期のスペインを描いている。
うわあああ~!と叫びだしたくなるような、
理不尽で救いのないストーリーであった。
ロレンソに人生を狂わされるイネスに、
まったく救いがない。
処刑される父親と、それと知らず処刑の見物に興じる娘、
失った娘を取り戻したと思い込む正気を失った母親……
処刑シーンの絵面がシュール。
あんまりにも後味が悪くて全然好きじゃないんだけど、
最初から最後までドキドキハラハラさせられっぱなしの
構成はすばらしい。
ロレンソはセコい悪役といった感じ。
娘を取り戻そうと必死なお父さんに泣ける。
★★★★☆
18世紀末のスペインで、宮廷画家という地位を得ながらも
権力を批判する絵画を描いていたゴヤ。
ゴヤに肖像画を依頼していたロレンソ神父が主導し、
カトリック教会は異端の取り締まりを強化する。
そんな中、ゴヤの絵のモデルとなっていた少女・イネスが
異端の疑いをかけられ、異端審問書に囚われる。
イネスの父・トマスに懇願され、ゴヤはロレンソ神父を
トマスら家族に引き合わせるが……
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※ネタバレありですよ
ゴヤはあくまでも傍観者であり、彼の目を通してみた
動乱の時期のスペインを描いている。
うわあああ~!と叫びだしたくなるような、
理不尽で救いのないストーリーであった。
ロレンソに人生を狂わされるイネスに、
まったく救いがない。
処刑される父親と、それと知らず処刑の見物に興じる娘、
失った娘を取り戻したと思い込む正気を失った母親……
処刑シーンの絵面がシュール。
あんまりにも後味が悪くて全然好きじゃないんだけど、
最初から最後までドキドキハラハラさせられっぱなしの
構成はすばらしい。
ロレンソはセコい悪役といった感じ。
娘を取り戻そうと必死なお父さんに泣ける。