第三回「征夷大将軍」
【あらすじ】
平家討伐後、頼朝と義経の溝はさらに深まり、
義経は頼朝に追われます。
義経の子を宿した白拍子の静(しずか)は頼朝に捕えられ、
生まれた男子は殺されます。
文治5年(1189)、義経は奥州・衣川で自害しました。
建久3年(1192)、頼朝は征夷大将軍に任命され、
鎌倉幕府を開きます。
政子は次男・実朝(さねとも)を産み、頼朝は栄華を極めます。
7年後、幕府の地固めを進める中、
頼朝は落馬して命を落としてしまいます。
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勝手に任官した御家人にブチ切れる頼朝。
全成が、
「本当は怒っていないよね?
九郎に悪気がないとわかってるでしょ。
手柄を誇示するのも、兄上に褒めてもらいたいだけ。
どうしてあいつの無知を哀れんでやらないのです」
って言うの、なんかキュンときちゃった。
義経のこと救いがたいアホ、害のある人間だと思ってるが、
同母弟なのでそれなりに庇いたい気持ちもある。
鎌倉に入る前に追い返された義経。
使いの者「胸に手をあてて考え得てみられよ!」
いや、胸に手をあてただけで気づくようなら、
こんな事態にならんやろ……
案の定、
義経「わからない」「どういうことなんだ!」
だよね~~!!
奥州までやってきた頼朝が衣川館で義経を思って泣くの、
「人前で……?」という違和感。
第三回は頼朝の死去で終了。
大江広元の出番が多いのと、
源通親にもちゃんとスポットライトをあててくれているのが
うれしい。
ここまでの義時は、いてもいなくても大差ない脇役。
【その他いろいろ】
・アグレッシブ大江広元・三善康信
「大軍を差し向けて朝廷をびびらせるべし!」
承久の乱のときのエピソードを踏まえての前振りね。
・あれ、義経、最期のシーンで「忠信」って言った!?
生き延びて奥州まで一緒に来られた設定?
・出てくる赤ちゃん、みんな可愛いな!
・姫の前は、このドラマでは「野萩」という名。