金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

2:松井優征『逃げ上手の若君〈4〉』

2022-01-04 17:24:08 | 22 本の感想
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

後醍醐天皇が送り込んだ国司・清原信濃守の圧政に
耐えかねた諏訪神党・保科弥三郎は
勝ち目が無いと知りながら反乱の兵を挙げる。
保科党を止めようと説得に向かう時行だったが、
戦場で散ることを美学としている武士たちに
時行の声は全く届かないまま、開戦してしまい…?

*************************************

中先代の乱に向けてストーリーを進行させつつ、
いまいちキャラ立ちしていなかった初期からの郎党たちに
スポットライトを当てた巻。
うーん、この安定感&安心感よ……。
題材の制約があって、どうしても全体的に
華に乏しい感はあるのだけども、
シリアスな展開に笑いを持ち込みつつも
台無しにはしないバランス感覚に感服。
そして気づくと楽しい小ネタでいっぱい。
コナンパロのコマ、市河の背中に矢がいっぱい刺さってるのに
笑ってしまった。死んでるよ!

禊をする頼重が美しい。
そして小笠原が出てくると嬉しくなっちゃう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1:菅澤真衣子『東京おさんぽノート』

2022-01-04 15:06:22 | 22 本の感想
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

イラストレーター菅澤真衣子さんが、
東京の1年間をおさんぽして丁寧に描きこんだ
スケッチ日記のような一冊。
春夏秋冬の東京の行事や季節が透明感あふれるイラストで
描かれています。
月ごとのかわいいエリアマップとおさんぽルート付き。

****************************************

昔から東京への憧れが薄く、仕事で行く機会があっても
すぐに帰ってきてしまうのだが、
解像度をあげれば興味がわくかも!? と思い、
手に取った本。
色使いが美しく、暖かみのある絵柄もすてき。
自分では良さが発見できなくても、
誰かの目を通したらわかる、ということ、
たくさんあるなあ……と最近よく思う。

「るるぶ」とか「まっぷる」ではダメなんだけど。
商業的な都合が出過ぎているとか、
特定の誰かの感性が感じられないとか、
そういう理由なのかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする