金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

58-63:最近読んだ本(記録のみ)

2024-03-17 13:50:02 | 24 本の感想
林大策『物語のあるまちへ旅に出よう』
 
エヌケン 『捨てればいいってもんじゃない』
 
モニカ・ルーッコネン『フィンランド人が教えるほんとうのシンプル』
 
 石村由起子『あふれる日々を、ととのえる。』
 
高橋ミナ『今日も明日も楽しい暮らし』
 
菅原佳己『日本全国ご当地スーパー 掘り出しの逸品』
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ドラマ:『ライジング若冲 「天才かく覚醒せり 完全版」』

2024-03-17 12:49:20 | 2024年に見たドラマ

『ライジング若冲 「天才かく覚醒せり 完全版」』

 

NHKオンデマンドにて。以前から気になっていたドラマ。

伊藤若冲・池大雅・円山応挙って、同時代の画家だったんだ……

というレベルで、美術史のことを忘れていた。

 

岩次郎がのちの応挙であることは、

オープニングで明かさないほうがよかったのでは?

一方的に若冲をライバル視してキャンキャン騒いでいた可愛い子が、

え、応挙だったの!?

という驚きがあったほうがよかった。

 

三人の天才画家の邂逅、芸術家の孤独、絵師と詩才を持つ僧侶の関係……と

好きな要素はたくさんあったのに、

なんだかのめり込めないまま終わってしまったのは、起伏が少ないから?

若冲、実家は太いし、絵でもさほど苦労せずにとんとん拍子に認められていくしな……。

苦労してないから、芸術家としての孤独も感じられず、

だからこそ、岩次郎が言うところの「大典に足下を照らしてもらっている」感も少なく、

二人の絆というか、BL的な恋情も伝わってこない。

急に二人の関係性に言及されて、「え、そうなの?」と戸惑ったくらい。

最後、岩次郎が大雅・若冲を抜いて番付でトップに躍り出たのも、なんで??

という疑問が残る(師と呼べる人を見つけたのであろうが)。

90分の完全版でこれだったということは、

尺に対して要素を詰め込みすぎだったのかしら。

完全版じゃない放送版?はもっと足りない感じがしたのだろう。

若冲の絵の魅力は伝わってきたし、フィクションとして面白いし、

好きな話だったから、もっとじっくり見たいところがいっぱいあった。

 

【その他いろいろ】

・中村七之助に「歌舞伎……私には縁のないもんや」って言わせたの、

 メタなギャグだったのか?

 

・応挙の犬、めちゃ可愛いよね。

 ドラマに出てきた豆柴も、とってもキュート。

 

・終盤の船のシーン、「伏見って言ってるけど、ここ、絶対近江八幡だ!」と思ったら、

 やっぱりそうだった。

 

・店の旦那さんと番頭さんと一緒に流しそうめん食べてる岩次郎、

 奉公人じゃないんか? 

 旦那さんが「絵師にするために預かった」みたいなこと言っていたけど、

 働いてない? 若冲の尾行ばっかりしてるし。

 

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ドラマ:『親バカ青春白書』♯1~7

2024-03-13 15:32:44 | 2024年に見たドラマ

『親バカ青春白書』♯1~7

【Amazonの内容紹介】

「娘が大好きすぎて、娘と同じ大学の同級生になっちゃいました!!」
舞台は、青春真っ只中の「大学」。
女子高育ちの娘が、大学デビューで悪い男に騙されやしないかと心配するあまり、
娘と同じ大学に入学してしまった日本一『親バカ』な父、誕生!!
サークル、合コン、文化祭のミスコン、バイトなど、大学のことある行事に、
娘が心配で首をつっこみまくりながらも、若者の青春に40歳のおじさんが混ざり、
誰よりも青春を謳歌しまくる!!

**********************

ちょっとだけ変人だけども、それなりに実績のある作家で、

なんだかんだ言って娘の同級生たちを気にかけ、

大人として諭したり励ましたりするガタローのキャラクターがよい。

娘のさくらも、父親にちょっとは反発したりもするけども、

基本的には父親思いの優しい女の子。

このメインの父娘のキャラ設定によって、

ストーリーから不快感や説教臭さを排除することに成功している。

 

同級生たちも、最初のほうは「何だこいつ……」と思わせる言動があったのだけども、

最後のほうにはみんな愛しくなっちゃう。

根来、最後まで不憫なやつよ……。

 

髪をポニーテールにしているときの永野芽郁ちゃんが

めっちゃ可愛い。

 

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56-57:はんざき朝未『無能の鷹〈1〉・〈2〉』

2024-03-13 15:30:10 | 24 本の感想
はんざき朝未『無能の鷹〈1〉・〈2〉』
★★★★★
 
【Amazonの内容紹介】
 
就活で鶸田が出会ったのは、一目でわかる「デキる人」・鷹野ツメ子。
一方、鶸田は見るからに気弱そうだが、
実はポテンシャルを秘めた人間だった。
同期入社を果たしたふたりは1年後、最強タッグを組む!
 
****************************************
 
無料公開されていたものを読んだ。
絵や漫画としての見せ方は、これから上手くなるであろう……という
感じなのだけども、大変面白い。
 
見た目は非常に有能そうだが、その実バカで社内ニートになっている
鷹野さんのメンタルの強さがすごい。
彼女のはったりと相手の勘違い、同僚たちの働きによって、
何事もうまくいってしまう優しい世界。
同僚たちの悩みやコンプレックスが、
鷹野さんとの絡みによって解決されてしまうところが良いね。
 
描き方をまちがえると、鷹野さんに読者のヘイトが向くことに
なってしまう危険性があるのだけれども、
そこをかなりうまく処理していて、
彼女に対する悪感情を一切抱かせない。
 
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大河ドラマ「光る君へ」♯10

2024-03-10 21:03:11 | 大河ドラマ「光る君へ」

帝をだまして出家させようとする父親の謀略に組み込まれたうえ、

着々と姉に結婚包囲網を敷かれた道長が、気持ちを昂ぶらせて

「一緒に都を出よう!」と駆け落ちを持ちかけてきたのに、

冷静すぎるぜ、まひろちゃん……。

まあ、身分の高い家のぼんぼんに母親を殺されても

生活のために一家揃ってそれを呑み込むしかなく、

どうしようもない身分差のために道長の妻にもなれず、

直前に直秀を理不尽に殺されて「世を正したい」という気持ちを抱いた……

という背景はばっちり描かれていたわけだけれども。

世を正すという志を実行できるのは、

生まれながらの身分が高い道長しかいない、というまひろちゃんの判断、

理性的すぎる。

でも、ここであまりにも理性的な判断を下してしまうのが

いかにも恋愛体質でない紫式部って感じもするよね……。

 

そして、もはや悪の一族としか見えない兼家ファミリー。

謀略が成功したら手柄は道隆のものだが、

失敗したら、道長を無関係なものとして逃がす、と

失敗したときのこともきちんと考えているパパ。

汚れ役にしていい息子(道兼・道綱)と

汚さない息子(道隆・道長)に、しっかり区別してるのが怖いよ。

 

【その他いろいろ】

 

・晴明、めっちゃノリノリで兼家を焚きつけてる。

 政争の耐えない宮中ライフを楽しくサーフィンしてるの、

 兼家と晴明だけだよ。

 

・糸は為時の召人であることを隠さないし、まひろも驚かないのね。

 身よりもなく病身で、生活と出世の役に立たない女を

 見捨てられない為時。

 

・明子登場!!

 でも詮子姉さん、高明の娘を保護しても、後ろ盾にはならないんじゃない??

 明子の兄弟は生きてるけど、この時点では後ろ盾になるような力は

 なかったんじゃないのかな。

 

・晴明の屋敷の前を花山天皇の牛車が通って行った、って

 大鏡エピソードだよね。

 しかし、道兼は大鏡のような言い訳すらせず、

 豹変して花山天皇のもとを去っていくのであった。

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映画:『聖闘士星矢 The Beginning』

2024-03-10 19:13:45 | 映画の感想
2024年の映画②『聖闘士星矢 The Beginning』(トメック・バギンスキー 監督)

【Amazonの内容紹介】
 
自らの身体に“小宇宙”という力が宿っていることを知らない若者、星矢。
地下格闘技でその日暮らしをしながら生き別れた姉を探していた彼は、
ある日闘いの最中にその“小宇宙”を発したことで謎の集団から狙われることに。
彼らは強い“小宇宙”の持ち主と、シエナと言う女性の命を狙っていた。
ペガサスの星のもとに生まれた星矢の使命は
“知恵”と“戦い”の女神アテナの生まれ変わりであるシエナを守り、世界を救うこと。
自らの秘めた力に気づいた時、彼はこの世界を救う“聖闘士”となる。
 
******************
 
Amazonプライムにて、友人宅で視聴。
 
私、聖闘士星矢は一回も通らずに来てしまった。
原作もアニメも見たことがなく、ハマっている人も近くにいなかったため、
 
「作者は車田正美。キラキラした鎧を身に着けた、
 星座をモチーフにした連中がバトルしている。
 ピンクの鎧を着たアンドロメダ瞬は男」
 
くらいの情報しか持っていなかった。
 
そんなわけで、この映画がどこまで原作に忠実なのかわからない。
一緒に見ていた友人(私よりは知っている)いわく、
名称は原作に出てきたものが使用されているが、結構設定はアレンジされているとのこと。
 
字幕が表示されない吹き替え版で、しかもしゃべりながら見ていたため、
話もよくわかっておらず、
 
「女神アテナの生まれ変わりである娘をめぐり、元夫婦が対立している。
 お姉ちゃんと生き別れになった聖矢は、コスモとかいう戦士の力があって
 旦那の方に連れてこられて修行している。
 妻の方の勢力とバトルするが、結局のところ、女神の力に目覚めたヒロインが
 コスモでまわりをめちゃくちゃにして、おしまい」
 
という程度の認識。
あってるのかな……??
 
マトリックスめいた古代文明とSFが合体したような世界観で、
それなりにムードの統一はされていたのに、聖矢がクロス(鎧みたいなの)姿になった途端、
急にチープになってしまった。
真剣佑くんは映画の世界観にはマッチしていたと思う。
 
しっかりセリフを聞き取って理解していたわけではないので、好み度はなし。
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おでかけの記:ホテル京阪名古屋のラウンジ

2024-03-10 18:59:05 | おでかけの記

またもやノマドワークの記録。

ここのホテル、内装がすごく好みで、

宿泊でもデイユースでも使ったことがある。

「文楽で遊ぼう」の日、会場がここのすぐ近くだとわかって、

早めに到着してラウンジを利用した。

 

ここのラウンジ、確か結構前にTwitterで

「300円でスタバが90分飲み放題!」

と話題になっていたはず。

現在は60分500円です。

結構な値上がりだ……

 

夕方だったせいか、休日なのにほとんど人がおらず、

コーヒーを飲みながらタスクにぐぐっと集中できた。

私が「コスパ最強!」と思っているのは別のホテルのラウンジで、

それに比べるとお高めなのだけれども、

ドリンクバーもちょっと高級感があり、何より静かなのがいい。

最寄り駅が久屋大通で、私の生活圏内から外れていることだけがネック。

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ドラマ:『Eye Love You』♯7

2024-03-05 23:07:53 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯7

 

前回が「いい最終回だった……」って感じだったので、

あからさまに視聴意欲が下がっている……。

露骨に花岡くんの出番も減ってるしね。

ものわかりよすぎる上に、真尋ちゃんのサポートまでする花岡くん、

聖人君子か?

彼の気遣いや励ましが、それとして受け止められないのが切ない。

職場の女性たちが誰一人として彼に惚れてないのが謎すぎる……。

 

さて、今回のトピックは、

 

・付き合い始めた主人公カップル

・真尋、失恋する

・ヒロインがテレパスの力を打ち明けて、真尋とギクシャク

・ヒロイン、絵本を発見

 

といったところ。

今回はやや散漫な印象だったけど、

「テレパスの力は知られてはならない」ということを

印象づけたかったのかな。

こんなあっさり乗り越えられてしまうと、

切実さも伝わらないように思うけど……

 

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おでかけの記:「文楽であそぼう」@中区丸の内

2024-03-05 21:19:37 | おでかけの記

久屋大通駅近くの、損保ジャパン人形劇場ひまわりホールにて

行われたイベント。

文楽については、三浦しをんの『仏果を得ず』を読んだ程度の

知識しかないのだけども、子どもも参加できる催しであったため、

かみ砕いてわかりやすく説明されていた。

そして文楽の人形が、本当に生きているかのような動きや表情をするので

びっくり。

人形劇のカクカクした動きをイメージしてたわ……。

表情も変えられるように、本当に細かな仕掛けが施されているし、

体の動きも本当にそれらしく見せるための型がある。

 

もらったチラシに載ってた演目、歴史上の事件を題材にしているのが

結構あって、気になる。

「御所桜堀川夜討」とか「和田合戦女舞鶴」とか。

 

歌舞伎も能も狂言も文楽も、

どうしても私は、「文化的に価値のあるもの」として見に行き、

「文化的な活動をしたぞ!」という満足感が先に立ってしまう。

かつてエンタメだったものも、いま純粋なエンタメとして楽しめる人は

きっと少ない。

でも、今日登場していた若いお弟子さんたちみたいに

何かしらのきっかけで伝統芸能に触れて

この道に進もうと決めた人たちが今もいるというのは素敵なことだな。

この日のディナーは矢場とん。

久しぶりにがっつり揚げ物を食べた……

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おでかけの記:モンブランホテルラフィネ名古屋駅前@名駅

2024-03-04 19:38:16 | おでかけの記

前回からおでかけというか、ノマドワークのための記録になっているんだけども、

常に仕事できる場所を探しているので、

せっかくだから誰かの役に立つよう記録を残しておこうと思った次第。

 

今回は、名駅に用事があった際、ついでに仕事をしようと探した店。

「モンブランホテルラフィネ名古屋駅前」のカフェ。

時間制になっていて、フリードリンクで1時間420円、延長分は30分ごとに170円。

ここのよいところは、おなかがすいていない・喉が渇いていない状態でも、

注文しなくていいところ。

ファミレスのドリンクバーと同じ感覚。

きれいでおしゃれで、開放感のあるインテリア。

広いし開けているから、しゃべっている人がいても気にならない。

駅から近く、窓が大きくて外から見えるので、

平日の昼間にもかかわらず結構人がいた。

フードメニューも軽食程度だからランチタイムに混み合わないのも◎。

 

ちなみにホテルに宿泊予定のある人は、

チェックイン当日は時間制限なしの無料で利用できるみたい。

 

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