最初から行政の正式発表では今回の新型ワクチンの位置づけは「個人の発症予防」ではなく「重症化して亡くなる人の数を減らす」のが目的だったはずです。ということは春から11月までのA型感染者の中で新型の感染者は9割以上もいるのですから、この春から11月までの罹患者は「放置しておいて差し支えない」ことになります。ただ残り1割弱は季節性インフルエンザの可能性もあるのでこの子供たちに新型ワクチンが行き渡らないのは問題ですが、でも最初から「個人の感染予防ではない」と言っているのですから、この1割弱を救うために、残りの9割に対しても「不必要である」ワクチン接種を拡大するのは、最初言っていた「新型ワクチンの位置づけ」からすると矛盾していると思います。新型ワクチンは足りないんだから何とか有効活用するよう方策を立ててほしいものです。ここのところ朝令暮改の行政発表ばかりで嫌になってしまいます。