JRの券売機である。おつりを出す小銭排出口には透明のプラスチック・フードがついている(写真)。このフードは昔はなかった。何故これをつけたかというと排出口の内側にガムや両面テープを貼っておき、落ちてくる小銭の数枚をそこに貼り付けさせ、あとで小銭を盗んでいくという「寸借泥棒」の予防策のつもりなのである。なぜ「つもり」と書いたかというと予防になっていないからである。この前、医師会に行くときに小銭がなかったので1万円札を入れた。切符とつり札と小銭が出てきた。ところがつり銭がやけに少ないので、透明フード越しに排出口の内側をみると、数枚の百円玉が粘着テープらしきものにきちんと貼り付いて引っかかっているのだ。排出口に粘着テープの細工ができないようにわざわざフードでカバーをつけているのだが、きちんと?粘着テープは貼られておりフードが何の役にも立っていないのだ。