開業してから医師会などの講演会によく出席する。外来で明日から役立つような医学知識および各種情報の収集を目的に参加している。演者も、有名大学の教授であったり基幹病院の医師であったり、また時に行政主催の講演会では区役所の職員さんであったり等で演者は様々なのである。大昔は偉い先生方のお話は黙って謹聴するのが常であった。つまらなくとも鉛筆を膝に突き立てて睡魔と闘いながら拝聴したものである。いや拝聴というよりも何も聞いていなかったので同席していただけと言ったほうが正しいのであろう。大昔、高校時代、年に一度講堂で全校生徒を集めてお偉いさんの講演があった。面白くない話である。すると・・・