吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

確かにそういえば・・ その6

2011年08月22日 06時39分42秒 | インポート

 今では心肺蘇生法講習も全国展開し、全国の医師や救急医療病院や救急隊員での「共通言語」になった。「倒れている人を見かけたらすぐに救急車を呼ぶ」という約束事もかなり普及している。市民、医療関係者、救急隊員の三者間で共通言語になることが重要だったのである。当時は医療従事者内でも心肺蘇生法を知らない人もかなり多かった。しかし最近ではこれによって救命され社会復帰している人もかなりの数に登る。市民マラソン大会中に卒倒した参加者が救命されるという事例も増えてきた。横須賀海軍病院での講習受講当時「なんで倒れている人を見たらイコール救急車を呼ぶのか? 大げさな」と思った自分も、今ではそれがちっとも「大げさ」なことではなくなり、またそうすることで救命率も向上しているという事実に驚いている。これでいいのだ。