胸痛を訴える人がいたらすぐに座らせて安静にし、ニトログリセリンを持っていたら1錠服用させ、5分後軽快しないならもう1錠服用させる。そしてそれでもだめならすぐに救急車を呼ぶと教わった。また糖尿病を持っている人は症状をあまり訴えないので胸部不快感程度であってもすぐに救急車を呼ぶべきであるとのことであった。当時の自分の医療常識からしたら「過剰判断」の部分も大きいと感じた。しかも当時の日本の医療機関では、とても対応できないような救急医療システムである。そしてこれまた奇妙に思ったことであるが心臓発作の患者が現場でまず自分の症状をどう表現するかということであった。