うちでは在宅支援診療所を標榜しているので24時間連絡がつくような体制をとっている。時間外の電話は自分の携帯に転送されるようにしている。今年の年末年始の休暇中もいろいろな出来事があった。大晦日、家族と遠出している出先で携帯が鳴った。「もしもし、あ 吉田さん? ○○だけど~薬が昨日で切れちゃったのよー」と高齢とおぼしき女性でおなじみさん風の口調。 こちらは手打ち蕎麦の店で昼食中の突然の電話であった。(え? ○○さん? 覚えがないなぁ 血圧の薬か? 糖尿の薬か?) 年末年始は休暇中に薬切れが起こらないよう1ヶ月以上前から個人個人の患者さんで調整しているはずなのだが。とにかく○○さんという名前でおかかりの患者さんに記憶がない。しかし「え~っと、どなたでしたっけ?」と聞くわけにもいかず、「はい、そうですか、大変申し訳ありませんでした」と平身低頭の自分・・・。