まあ、とりあえず熱中症についての説明と予防法について簡単に説明させてもらったが、とにかく予防が肝腎である。難しいことは言えば、水分の取りすぎは浮腫みがきたり低Na血症になったりもする。また汗でNaが失われるので塩分の補給も大事なのである。しかし高血圧で塩分制限をされている高齢の方も多く、塩分制限している方に塩分取れとか、あるいは水の摂り過ぎに注意しつつ水分を十分に摂れなどと言ったならば、頭がこんがらがってしまうであろう。ここは思い切って、「但し書き」をつけずに「とにかくマメに水分摂取してください。それだけで結構です」と話した。ただでさえ高齢になれば渇中枢の老化からか、口渇を感じにくいといわれている。自分で感じるよりも「少し水分多目に摂りすぎたかな?」と思われるくらいでちょうどいいのだと思っている。しかし今回、「吉田外科さんが・・・」と紹介された。