国会議員を何期もかさねれば、その人となりと実績は評価の対象となり、次期選挙のときの判断材料になる。しかし新人議員には何も実績がない。したがって票を集めて当選した新人は、その人の外見上のイメージと、今後何かをしてくれるであろうという期待値で当選したのである。その人の本質や本音の実態は、わずかな選挙期間中の運動だけでは大衆に伝わるものではない。だから分かりやすいイメージを前面に押し出してそれを自分の「売り」として大衆に定着させるのである。自分は彼を「清廉な」そして「子供の健康、未来を憂慮している」イメージとしてとらえた。しかし写真週刊誌に載ったベランダでの喫煙写真はイメージが悪い。写真週刊誌のスキャンダルとはいえ、健康を憂慮する者ならば、自身の喫煙習慣は最初から御法度である。我々も煙草くさい医者が患者に向かって「あなたね、健康によくないからタバコやめなさいね」といっても説得力はないし、だれも言うことなど聞きはしないのである。放射線健康被害をいう前に、まずもって禁煙することからはじめないと信用されない。<o:p></o:p>