吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

感染性胃腸炎について(再)その4

2013年12月18日 06時07分50秒 | インポート

 昨年、自分も感染性胃腸炎にかかった。まあとにかく毎日、毎日、この患者さんを触診しているわけである。気を付けてはいたがやはりかかった。最初は「なんだかどうもお腹がはるなー、胃がもたれる。気持ち悪いな」といった感じであった。翌日、消化器症状はほとんどないが猛烈に身体がだるくなった。「なんだ、この体のだるさは? これはなんかおかしい」と思ったが消化器症状がないのでまさか感染性胃腸炎とは思わなかった。そしてその日の夜である。いきなり「大腸肛門鉄砲水」に襲われたのである。この鉄砲水は延々と一晩中続いた。不思議と腹痛はないのである。お腹が痛くてトイレに駆け込むのではない。肛門がムズムズし、少し腹圧をかけると漏れそうな感じがするのでトイレにいくのである。そうすると大量の鉄砲水が「えっ、まさか、こんなに?」と思うほど、それはあたかも大河がゆったりと流れていくように、「とうとう」という感じで出てきたのである。そしてそれは何回も繰り返されるので「なるほどこれなら容易に脱水状態に陥るな」と、そこには変にさめた自分がいたのである。