吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

マスメディアの注目度 その6

2014年01月18日 05時50分32秒 | インポート

   多くの医療訴訟が今まで報道されてきた。最初から医療機関側が「悪者」の報道である場合が多い。医療機関にとってこのイメージを周知されることは大きな痛手である。現在、医療保険の締め付けが厳しく、ただでさえ医療機関が閉院に追い込まれる時代である。中小の医療機関ならこの報道だけで今後経営破綻に追い込まれるであろう世の中なのである。医療訴訟は数年もかかるのはしょうがないが、その間、信用の失地回復もないままではなすすべもない。数年後訴訟が結審した時に、特に結果内容と診療内容に因果関係は認められないという判断がでた場合であるが、ほとんどマスメディアは注目しない。報道されるとしても一行くらいであろうか。最初に大々的にアドバルーンを上げた勢いはどこにいったのかと思われるぐらいの萎み方である。このまま当該医療機関の信用は失地回復してもらえないままなのである。やはり医療機関の配役は最初から「悪役」なのであろうか。またこれが原因で閉院に追い込まれた医療機関に対して報道関係者はどのように考えるのか? 少なくとも地元に医療機関がなくなることで地域の住民には大きな痛手を与えているのであるが・・・。