吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

桜の寿命 その1

2015年04月06日 06時33分35秒 | 日記
 今年も、桜は見事な開花を各地で見せてくれた。パッと咲いてパッと散るのは昔から、儚い、潔いなどと言われているが、確かにその繚乱模様と数日後の葉桜になる変貌ぶりには驚かせられるばかりである。しかしながら今年はあっという間に満開になって、あっという間に散った感がある。しかも天候もグズグズであったので、「快晴の青い空にピンク色の咲き乱れる光景」があったというイメージはない。
近くにソメイヨシノで有名な染井墓地がある。ここの桜も見事である。お墓であるので、ここで花見客の宴会大騒ぎがないのがよい。坂口安吾の小説に、咲き乱れる桜の満開の下には死体が埋まっているとあったが、その通りである。もっともお墓なので死体というより人骨であるのだが・・・。