吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

美濃加茂市長の逮捕、勾留 その3

2015年04月04日 05時47分04秒 | 日記
 証拠隠滅のおそれについては、その可能性は否定できないものの病院事務職員などによるカルテ管理があるので、複数の事務職員がいる医療機関であれば改ざんは不可能であろう。最近の電子カルテになればなおさらで過去カルテの書き直しは難しいし、改ざんしたとしてもログに残ってしまう。さて美濃加茂市長の勾留であるが、これもまさに「その必要性」がどの程度あったかは極めて疑問の残るところである。毎日公務もあるし、衆人環視であるので逃亡しても(するわけはないが)すぐに見つかるだろう。また証拠隠滅なども周囲に各部署の担当者がたくさんいる中で隠密裏にことをすすめるのは不可能である。そのような市長職にあるものを拘束したことで公務が停滞し市民に対して多大な不利益を与えたことは容易に想像ができるのである。市民の安全と財産をまもる警察職にあってはバランスのとれた判断が必要であろう。逮捕イコール勾留という図式は全例に適用されるものではないはずである。この勾留を決定した機関に対して不利益を被った市民が責任を追及するという流れがないことが残念なのである。