一流企業である大塚家具において、父である会長と娘である社長の主導権争いはまさにメディア受け、一般市民受けするような骨肉の争いにまで発展した。父親である会長は終始、親と子の情愛を絡めた発言にて株主の支援を求めた。一方、娘は洗練された会社経営方針(具体性に欠けてはいたが)を打ち出し、スマートで現代的な発言をして株主にアピールしたのである。結局、この親子の主導権争いはとりあえず娘側に勝利をもたらした。その後、娘社長の談話であるが「戦い終わればノーサイドであり、父親側についた社員も同様一丸となって会社のために働いてほしい」と述べた。でも、自分はあっそう、ふ~んという感じがした。