でも我慢したのは患者さんではなく私なのである。
処置中ずっと患者さんにつねられたままであり爪は私の上腕の皮膚に食い込んだままなのである。
でも私の上腕部をつねっている間は大人しくしていたのでそのままつねらせておいた。
そして処置は終わったのであるが、患者さんの爪は私の皮膚を破って深く食い込んでいた。出血していた。その後は自分の消毒処置が残ったのである。もちろん痛かったが、自分の手には滅菌手袋をしていたので、抵抗することもできなかったのである。もちろん「やめてください」と何度もいったが高度の認知症の患者さんである。聞いてくれるわけがない。
大げさであるが私は身を挺して患者処置を優先させたのである(自分で言うのもなんであるが)。
処置中暴れる患者さんを抑制したり押さえつけたりすることも多い。時に家族から「虐待?」と誤解を受けることもある。でもこちら側がケガをしても「逆虐待」と言ってくれる人は誰もいない(笑)。
今でも傷は残っているし、傷痕をみるたび当時のことを思い出す。何でこ~なるの?
処置中ずっと患者さんにつねられたままであり爪は私の上腕の皮膚に食い込んだままなのである。
でも私の上腕部をつねっている間は大人しくしていたのでそのままつねらせておいた。
そして処置は終わったのであるが、患者さんの爪は私の皮膚を破って深く食い込んでいた。出血していた。その後は自分の消毒処置が残ったのである。もちろん痛かったが、自分の手には滅菌手袋をしていたので、抵抗することもできなかったのである。もちろん「やめてください」と何度もいったが高度の認知症の患者さんである。聞いてくれるわけがない。
大げさであるが私は身を挺して患者処置を優先させたのである(自分で言うのもなんであるが)。
処置中暴れる患者さんを抑制したり押さえつけたりすることも多い。時に家族から「虐待?」と誤解を受けることもある。でもこちら側がケガをしても「逆虐待」と言ってくれる人は誰もいない(笑)。
今でも傷は残っているし、傷痕をみるたび当時のことを思い出す。何でこ~なるの?