吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

小池劇場第2弾 その3

2016年09月14日 06時02分34秒 | 日記
 それにしても過去1度も都政なんかに興味をもったこともないし注目することもなかった。それはメディアが取り上げなかったということもあるが都議会の「からくり」が見えなかったからでもある。
 しかし今回の小池劇場の評価できる点は、このブラックボックスというものが存在すること、そしてそれがどのようなものなのかが見えてきたことである。換言すればメディアが注目したからである。
 ただし、この権力一極集中というのは聞こえは確かによくない。しかし都政をスムーズにすすめるにはある程度ワンマンでなくては意見百出で議会が混乱し停滞してしまうのである。
 もちろん自民都議団ドンによる一極集中もよくないし、民主主義と称し皆がばらばらで議論が収束しないことも困る。
 しかし少なくとも今まで都政は完全にドンの意向で進められていたであろうことは想像にかたくない。そこには利権も集まってきていたかもしれないとも勘ぐってしまう。

 たぶんドン本人は「各部署との橋渡し、折衝、黒子に徹した」と言うかもしれないが、それら隠密的な根回しで物事の大筋が決まってしまうことがブラックボックスなのである。
 そしてそれは自民都議団の幹部のみが関与して他の者が知らないうちに決まっているということが多かったのであろう。

 このようなことが少なくとも存在するであろうことが報道されただけ都政は少し見えてきたような気がする。小池都政はブラックボックスの存在を明らかにしただけでもとりあえず評価できる。