吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「財務省トップ」福田淳一事務次官のセクハラ その7

2018年04月29日 05時25分18秒 | 日記
 4月19日、この女性記者はTV朝日の所属だと報道された。TV朝日側はいままで自社社員であることを発表しなかったのは「個人が誹謗中傷を受けるから」といっていた。
 嘘である。自社に所属していることだけの発表なら、別に個人は不特定多数に特定されることはない(結果的に個人名がネットに出たがこれは関係者からの漏洩でしかない)。
 しかもTV朝日の発表は次官が辞職した数時間後の夜中の発表である。これはこの次官が辞めたら特ダネはこれ以上収集できなくなるので福田氏とのパイプはお払い箱にしてもいいと判断したのだろう。

 TV朝日は週刊誌に今回の自社情報を流された。ということは情報管理の不備と社員のセクハラを黙認したことで外部から糾弾されるおそれがあるため、先手を打って財務相に抗議文を出し世の中の目先を変えようとしたと考えられる。
 TV朝日は報道機関としての自立性を感じられないし個人情報の社内管理にも信用が置けないことが露呈した。自立した報道機関ならば自社の情報をもって、自社が立ち上がり社会悪を糾弾するのがスジである。それを芸能関係等を主として扱う週刊誌に情報を「売って」、この社会悪を正してもらおうとする姿勢は報道機関として情けない行為である。
 実際はこの情報を会社が抑えきれず、女性社員にこの特ダネを「持ち逃げ」されたとしか見えない。
 もちろん今回のセクハラ発言ではこの次官がアウトであるのは間違いない。しかしどうもこの一連の女性記者の行動、TV朝日の対応を見ていると潔さは感じられないし、なにやら裏に何らかのシナリオでもあることを否定できないような感じなのである。