吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

樹木希林さん逝去 その2

2018年09月25日 06時21分30秒 | 日記
 その希代の名優をうならせた内田裕也氏であるが、昔はロカビリー、ロックンロールの歌手であった。一時期映画俳優になった。加山雄三の若大将シリーズでエレキ合戦の大会の司会役をやっているのを見たことがあった。

 その後1980年頃「水のないプール」というATG(だったか?)の映画を観に行った。ものすごい迫力のある演技だった。存在感がありカッコよかった。映画の中でいつも喫茶店での注文が「ジンジャエイル!」と、少し巻き舌でいうのがカッコよかった。しばらく自分もジンジャーエールを盛んに飲んでいたくらいである。

 しかしその後は奇行が目立った。都知事選挙に立候補し、TVの政見放送では、演説せずにずっと「power to the people」を唄っているだけのこともあった。
 この辺りから彼を変人と思っていたが、でもそのままそれをずっと続けており、頑として自分の姿勢、「ロックンロール」の合言葉を貫いていたのは逆にすごいと思っている。
  齢を重ねると大人になったり小利口になったりする。でもそのままブレないでやり続けていることはすごいと思っている。

 彼は不道徳な事件を過去いろいろおこしている。その辺のタレントならマスメディアに叩かれ追いかけまわされしてとうの昔に消えているはず。それがあのマスメディアでさえ徹底的に叩かないのはどういう訳か? そして今でも生き残っているというのはやはり凄い人なんだろう。
 機体の名優樹木希林を唸らせるくらいなのであるからこの人もすごい人なんであろう。