吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

NYの病院で心臓発作患者が6割減っている…恐ろしい理由 その3

2020年04月22日 06時01分59秒 | 日記
 このような流れは大方想像がつく。では日本ではどうなのであろうか。ほぼ同じようなことはすでに起きているはず。救命センター勤務時代は通常でもいつも医療崩壊寸前の状態だった。重症患者が次々と搬送されてきたら一度に3人などの緊急対応は当たり前だった。対応スタッフなんて無尽蔵に居るわけではない。当然対応能力を超えたなら「何かが」犠牲になるのである(具体的にはかけない)。 
 普通の状態でこうであった。ここに無制限にコロナ肺炎の重症化した患者が次々と搬送されたらどうなるか明白である。すでに1か月前から医療崩壊は起こっているのである。TVなどメディでは医療関係者などが「医療崩壊ぎりぎりです」と言い続けてきた。それは救急医療の現場を知らないものが言えるコメントである。ぎりぎりなどすでに通り越している。