実はその続きがある。これは伏兵だった。やはり前回とは別のお子さんであるが、同様に冷やしたら子供の穿刺部位が腫れてひどくなったとお母さんが連れてこられた。
みると冷えピタこそ張っていないが、筋肉痛に用いるテープタイプの湿布が張ってある。お母さん曰く「冷えピタだめとは聞きました。でも湿布ならいいんでしょう?」と・・・。
もうこうなるとモグラたたきのようである。「冷えピタやシップなどのようなものは張らないでください」と言う文言をまた追加せざるを得なかった。
なんだか文言が天文学的に増えていくんじゃないかと心配なのである。
30~40年位前、米国留学帰りの医師からの話で「アメリカじゃあすべて話をしないことでトラブルがあったら説明義務違反で訴訟に負けるぞ」と・・・。病院に入院する時の説明用紙が冊子になっていて雑誌の厚さ位あったそうだ。それだけ注意事項や注意文言が多いということである。それを読んでもらい説明しサインしてもらわないと話が進まないらしい。当時、多民族国家のアメリカならまだしも、日本じゃそんなことは起こりえないだろうとおもっていた。しかし数十年して何のことはない全く同じになった。日本も多民族国家になったようだ。
「1を聞いて10を知る」と言うことはもはやありえない。むしろ「10を聞いて11を要求する」ような世の中になっている。
みると冷えピタこそ張っていないが、筋肉痛に用いるテープタイプの湿布が張ってある。お母さん曰く「冷えピタだめとは聞きました。でも湿布ならいいんでしょう?」と・・・。
もうこうなるとモグラたたきのようである。「冷えピタやシップなどのようなものは張らないでください」と言う文言をまた追加せざるを得なかった。
なんだか文言が天文学的に増えていくんじゃないかと心配なのである。
30~40年位前、米国留学帰りの医師からの話で「アメリカじゃあすべて話をしないことでトラブルがあったら説明義務違反で訴訟に負けるぞ」と・・・。病院に入院する時の説明用紙が冊子になっていて雑誌の厚さ位あったそうだ。それだけ注意事項や注意文言が多いということである。それを読んでもらい説明しサインしてもらわないと話が進まないらしい。当時、多民族国家のアメリカならまだしも、日本じゃそんなことは起こりえないだろうとおもっていた。しかし数十年して何のことはない全く同じになった。日本も多民族国家になったようだ。
「1を聞いて10を知る」と言うことはもはやありえない。むしろ「10を聞いて11を要求する」ような世の中になっている。