吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

母子手帳は「親子手帳」じゃだめ? 父親たちの問題提起 その3

2021年09月03日 06時18分38秒 | 日記
 今までは、女性側からの差別是正の意見だったが、今回は男性からの呼称修正が言われ始めたのである。まあ大昔は「男子厨房に入るべからず」だったが、今では男も料理は当たり前で、育児にも参加するのは不思議なことでもない。それでこの母子手帳の呼称廃止の提案であるが、どうでもいいと思う。「母子手帳」という名称を見て男が育児に参加しちゃいけないってこともないし、その名称を見ると育児のモチベーションが下がるわけでもない。でももともと育児に参加したくない父親ならば、この呼称みるとモチベーションは下がるかもしれない。
 昔、自分が初めて自分の「母子手帳」を見たときは「ああ俺は、家族や子供が路頭に迷うことのないよう、もっと仕事も育児も頑張らなきゃいかんのだ」というやる気がでたのを覚えている。「母子手帳」という言葉は逆にやる気が出た。
 自分は「親子手帳」なんて言われてもピンとこないし責任感も湧いてこない。人それぞれだと思うのだが。