吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

母子手帳は「親子手帳」じゃだめ? 父親たちの問題提起 その1

2021年09月01日 06時58分51秒 | 日記
7/13(火) 10:00配信 朝日新聞 DIGITAL
って、育児に関係ないと思われているのかな……。  3歳の長男を育てるさいたま市議の三神尊志(たかし)さん(40)は、役所で妻と妊娠届を出して母子手帳をもらった時、「母子」の言葉が気になった。産院では息子は「三神ママの赤ちゃん」と呼ばれ、産前産後の手続きのための書類には、母と子の名前の記入欄しかないものもあった。
 父親として一緒に子育てに関わりたいと思っていたが、「母だけが妊娠・出産、子育ての主体であるかのような社会の認識」を突きつけられたように感じた。母子手帳に代わる名称がないか調べると、「親子手帳」と呼んでいるところがあることがわかった。 2001年に岡山市が全国に先駆けて採用し、愛知県小牧市、那覇市、福島県いわき市などが採り入れている。「母子(親子)手帳」「親子(母子)手帳」など表記は様々だ。三神議員は、同じ会派の市議に相談したところ「そういう視点は大事だよね」と賛同を得られ、議会で提案することを決めた。
 「母子手帳を、親子手帳に変更してはどうか」  6月下旬、三神議員は市議会保健福祉委員会で質問。他の議員も大きくうなずいていたという。西田道弘保健所長は「母親だけでなく、父親や家族を含めて活用する視点を持ち、いずれも併記する方向で調整する」と答弁。来年4月から配る母子手帳の表記について、これから検討する方針だ。
 ツイッターでこの経緯をつぶやくと、他の自治体の議員から「議会で取り上げたい」「良い取り組み」などの声が寄せられた。一方で、「母子の健康管理や、つながりを大切にするべきだ」と反対の意見もあった。三神議員は「母子の健康を管理するという役割自体は大切だと思っている」としたうえで、「『親子』であれば、母だけでなくいろんな家族を含む。社会状況が変わる中で、名称も時代に合わせていく必要がある」と訴える。