とにかく上腸間膜動脈症候群であったことは患者も研修医も運が悪かったとしか言いようがないです。どのような対応でも救命しえたかどうかは難しい所です。「研修医の勝手な判断・誤診」と家族は言っているようですが、診療や検査に制約のある救急外来でしかも研修医にここまで要求するのは酷なことでしょう。
診察時にもし「何だかわからないがちょっとアブナイような気がする」という勘がはたらけば「ちょっと経過観察で入院させましょう」という流れに持っていけたのでしょう。でもこの感覚は経験を積まないと難しいです。もっとも入院させるだけでは救命につながらないかもしれませんが、いくらかでもexcuseにはなります。まずは2回も救急外来を訪れた事実と、嘔吐を繰り返し脱水があったということだけでも、「大事をとって」入院させる必要があったかもしれません。ただその経験則を初期救急医に求めるのは無理があります。ご家族は「研修医が誤診した」と言っていますが不可能に近いハードルです。
診察時にもし「何だかわからないがちょっとアブナイような気がする」という勘がはたらけば「ちょっと経過観察で入院させましょう」という流れに持っていけたのでしょう。でもこの感覚は経験を積まないと難しいです。もっとも入院させるだけでは救命につながらないかもしれませんが、いくらかでもexcuseにはなります。まずは2回も救急外来を訪れた事実と、嘔吐を繰り返し脱水があったということだけでも、「大事をとって」入院させる必要があったかもしれません。ただその経験則を初期救急医に求めるのは無理があります。ご家族は「研修医が誤診した」と言っていますが不可能に近いハードルです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます