吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

いやはや猛暑 その3

2013年07月11日 05時46分19秒 | インポート

 夏祭りの最中で一番楽しみだったのは、町内会で用意してくれた冷たい飲み物であった。横に小さな蛇口のついた大きなホーロー引きの給水薬缶(おそらく数リットル以上入る大きさである)に角型の数kgもする大きな氷を2個ほどいれて水と氷イチゴ用のシロップをドバドバといれてかき混ぜたものであった。まあ見るからに派手な赤い液体でいかにも合成着色料の色であったが、これが冷たくて甘くてとにかく旨かったのである。思い出の中で美化されているのだろうが、これより旨いと思った飲み物はなかったくらいである。しかし後年、大人になってから同じレシピで作って飲んだがちっとも旨いとは思わなかった。やはり炎天下で神輿を引き、喉の渇きが最高潮の状態での冷えたシロップだったからであろう。それは理解できるのだが、でも何であんなものがあんなに旨かったのか不思議である。それは人間の味覚というものが単に舌に分布する味蕾の数だけに左右されるのではなさそうだということの証拠なのかもしれない。


いやはや猛暑 その2

2013年07月10日 05時48分45秒 | インポート

今では夏が来ると聞いただけで酷暑を連想しウンザリする。しかし昔、自分が小学生の頃は「夏」と言うだけでウキウキし、とにかく夏が待ち遠しかった。まあ昔の夏も暑かったがさすが今ほどではなかったような気がする。スイカやカキ氷や毎日のプールなどが連日のイベントであった。そして特に夏休みは校舎をスクリーンにして映画の上映会も行なわれ、どうも「暑さ」というnegative imageよりも連日イベント満載という楽しみのほうが勝っていたのだと思われる。小学生の頃のイベントはどうやら自分の夏の原風景として刷り込まれるようであり、おそらくこれが正しい日本の夏なのだという定義にみごとあてはまるようである。時代が変り、夏のすごし方も変化してきたのであろうが、小学生に対して「正しい夏」の思い出を用意してあげるのは、我々地域の役目なのかもしれない。


いやはや猛暑 その1

2013年07月09日 06時15分54秒 | インポート

 先週のウイークデイは最高気温は30℃行かなかったが、先週土曜日から急激な上昇をみせ梅雨明け宣言となり、昨日や今日はまさに夏本番になった。確かに急な気温上昇なので体調を崩される方も多そうである。自分が校医を勤める近隣の小学校からも学校の先生が熱中症の症状のようだと連絡が入った。しかし児童で体調を崩すものはいなかったようである。今の先生方はいろいろとご苦労が多く、児童の体調管理は万全にしても、自身の体調管理は後回しにしてしまったのかもしれない。それにしても最近の暑さは昔の夏の暑さとは桁が違うようである。徐々に暑くなれば身体も馴化するので体調不良はないだろうが、このような急激な気温上昇ではまさにお手上げである。小学校の校庭の屋外のプールを見るとこのまま飛び込みたい気分になる。


梅雨明け

2013年07月08日 06時11分08秒 | インポート

 なんだか、はっきりしない梅雨でしたが、あっという間に梅雨明け宣言がされました。おとといも昨日もガンガンの猛暑でした。もう少し身体を暑熱馴化させたかったのですが、こんなに早い梅雨明けでは身体がついていきません。いきなりの気温上昇で注意しなければならないのがご存知、熱中症です。すでに都内でも40人ほどが搬送されたらしいです。自分も外来で「水分摂るよう」連呼していますが、なかなか実感されないようです。Dr.のなかには「水分摂取連呼しても塩分も摂らなきゃだめなんだ」とか「水分は水中毒になる」とか、但し書きを加える方もいるようです。確かにそうなのですが、タダでさえ水分摂取の少ない高齢の方にあまり注釈をいれると混乱して結局、水分摂取しなくなるようです。当院では聞かれたら「え? 塩分いつもどおりでいいですが、水分だけは沢山摂ってね」と、こちらから「但し書き」の追加はしないようにしています。