吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

予防接種後の注意事項 その4の続き

2020年10月14日 06時10分03秒 | 日記
 これに似たような話。大昔のこと。ある病院当直で指を包丁で切ったという方が来た。別に傷は深くなく縫合も必要ない。軽く抗菌軟膏を塗ってテープ張って終わりである。
 そこで「大したことはありませんので通院しなくてもいいですよ。あとは家で毎日、カットバン取り換えてくれればいいですから・・・」と言った。すると患者は「え? え? 困ったなあ、はぁ、明日じゃあ探しに行くかぁ・・・」と。
 何のことかと思って聞き返すと、「うちにはカットバンはないです、弱ったなあ」
 そこで「何か傷に貼るようなテープはないですか?」と聞いたら、「カットバンはないけどOQバンならあるけどなあ」と・・・。
 ええ、別にそれでいいんです。傷の被覆が目的なので材料はなんでもいいんです。別に材料じゃなくて傷を覆ってくれれば・・・。

予防接種後の注意事項 その4

2020年10月13日 05時52分12秒 | 日記
 「とにかく接種部位に変わったことがあったら、冷やしてくださいね」とお願いしているのであるが、その方法として例えば「保冷剤」というと、中には「それ何?」と聞き返す方もいる。「ほら、刺身パックとかケーキとかについてくる四角く硬いやつで冷やすやつですよ」と説明すると「あ~あれね、そんなものうちにはないよ弱ったね。どうしたらいいの?」と・・・(意外と「保冷剤」といってもピンとこない方は多い)。さてと困った。最近の冷蔵庫には冷凍庫はついているだろう。きっと何か冷やすものはその中にはあるはず。
 そこで「あの~アイスノンとか氷とか氷嚢とかも置いてないですか?」って聞き返すと「あー、それならあるよ。晩酌に氷使うんでいつも冷凍庫にある。アイスノンもある。夏の暑いときにはアイスノン枕にして寝ているんだ」と・・・。
 ええ、はぁ、そっ、それでいいんです。別に保冷剤でなくてもいいんです。とにかく接種部位を冷やすという必要性をお分かりいただけていないのが辛い。材料は何でもいいんです。

予防接種後の注意事項 その3の続き

2020年10月12日 06時28分50秒 | 日記
 やはり同様の事例である。これはインフルエンザワクチンではなく肺炎球菌ワクチン接種の患者さんの話。「あの注射後、打ったところは腫れなかったけど、とにかく翌日から痛くて痛くて手が上がらなかったよ。もう数日間は仕事にならなかった」と。しかも特に冷罨法もしていない。
 すると「先生は痛いときにどうしろってなにも言わなかった」と言われました。「何か変わったことがあったら冷やす」って言っただけじゃだめなんですね。すべて起こりうる事象一つ一つをあげてそれに対しての説明を加えないと「説明していない」と思われるんでしょう。
 それからは「痛くなったら」という文言も追加せざるを得ませんでした。トホホ。

予防接種後の注意事項 その3

2020年10月10日 06時02分16秒 | 日記
 やはり後日に接種部位が真っ赤になってきた人がいた。穿刺部の局所反応をいくつか例示して、そのようになったら対処するよう必ず前もってお願いしてある。しかし普通、打ったところになにか異変があれば、その原因は接種によるものだと直感して頂けると思っていた。でも実際は連想頂けなかったようだった。
「赤くなる、腫れる、熱くなるとかって言っていたからそれは注意していたんですけど、痒いとは聞かなかったので、掻いていたらなんだかばい菌はいったのか腫れてきましたよ」と。
 この文言の中に「痒くなったら、いじらないで冷やす」と付け加えざるを得ませんでした。

予防接種後の注意事項 その2

2020年10月09日 05時39分50秒 | 日記
 前述の説明項目の内容に至るまでにはちょっとしたトラブルがうんざりするほどたくさんあった。
 例えば、激しい運動などで体温が上がると血液循環が良くなり発熱反応を起こす可能性がある。なので「体温を上げないよう」に激しい運動を控えるようにいっている。
 ところが普段ジムに通っているという人が「運動しなかったんだけど接種後に結構高い熱が2日間出ましたよ」と以後言ってきた。
 よく聞いてみると「当日運動はするなって言うからジム行ったけどトレーニングはしないでサウナにだけはガンガン入りました」とのこと。運動しなくても体温が上がればリスクは高くなるのである。
 以後、「サウナも控えるよう」という文言を追加せざるを得なかった。

予防接種後の注意事項 その1

2020年10月08日 06時00分08秒 | 日記
 うちでは予防接種後の注意事項を幾つかお願いしています。
1. 「接種部位は以後、揉まないこと」
2. 接種日は「熱いお風呂につからないこと」「激しい運動はしないこと」
3. もし接種部位が、赤くなったり、腫れたり、痒くなったり、熱くなったり、痛くなったりしたら冷やすこと
4. 冷やす場合は冷凍庫の保冷剤、アイスノン、氷嚢などで冷やすこと
5. 冷やすといっても、冷えピタやシップなどは張らないこと

 この項目を一人一人にお話をしています。必要のない人もいるかもしれませんが「説明義務」なのでしようがありません。

山口達也 急転否認のウラに「TOKIO復帰」の打算 その4

2020年10月07日 06時24分55秒 | 日記
 東スポの報道に書かれたとおりである。元芸能人とはいえ今は一般人である。一般人の飲酒運転の追突だが、両者ともけがはなく物損の程度もひどくない。まず「この程度」で逮捕されるのかと驚いた。任意で事情聴取でもよいと思ったが。
 しかも逮捕後の勾留請求もしたが許可が下りず、それでも不服とし準抗告している。結局そこまでして勾留したい理由は何か? 報道では「供述が食い違ったから」というがそうなのか? 
 しかも釈放後は家宅捜索している。何かしら、すべて「大袈裟」にみえる。穿った見方をすれば、警察は飲酒の裏にある「何か」を探りたがっているようにも見える。それは例えば違法薬物濫用の疑いが以前からあるのかもしれない。ちょうど飲酒運転を機会にそちらのほうを調べたいのかもしれない。
 とにかく飲酒運転は厳罰ものではあるが、それにしては警察の想像以上の厳しい対応に驚くばかりである。

山口達也 急転否認のウラに「TOKIO復帰」の打算 その3

2020年10月06日 05時44分29秒 | 日記
 本人がバイクを運転したこと、呼気から0・7ミリグラムのアルコールが検出されたこと、また前の乗用車に軽く接触したことは否定しようがない。供述を翻意するならば、飲酒した量と時間、さらに飲酒運転に対する自覚の部分だ。  警察の調べに山口元メンバーは「酒が残っている認識があって運転した」という趣旨の供述をしていた。だが、検察の取り調べではではその部分などを一部撤回したと言われている。それで不審に思った検察に勾留請求された、というのが大方の見方だ。
芸能プロ関係者は「供述が微妙に変遷しているのは、もちろん記憶のあいまいさもあるでしょうが、まだどこかで自分を良く見せたいという部分が残っているのではないか。山口は将来的はTOKIOへの合流を目指していた。今回の事故はその計画が頓挫するほどの出来事。少しでも印象を良くして復帰への道を模索したいのだと思う」と推察する。  往生際が悪いようにも映るが、山口元メンバーも必死なのだ。警視庁は今後も任意で捜査を続ける。まだまだ波乱含みだ。

山口達也 急転否認のウラに「TOKIO復帰」の打算 その2

2020年10月05日 05時50分41秒 | 日記
 準抗告が棄却され釈放が決まった後も、すんなりとは進まなかった。警視庁本部を後にした山口元メンバーは、捜査員とともに自宅に向かい、そこで異例の家宅捜索が行われた。報道各社が集まるなか、わざわざこのタイミングでやることに、検察、警察の厳しい姿勢を感じざるをえない。
 なぜ当局は急に山口元メンバーに対する態度を一変したのか? 「最初の警察の取り調べと、送検後の検察の取り調べで山口元メンバーが一部、供述を変えたと聞いている」(同)  そもそも山口元メンバーは、警察の取り調べに対して、当初は「朝まで飲んでいた。量は覚えていない」としていた。だが、途中から「夜9時から深夜0時ごろまで、麦焼酎をロックで5、6杯飲んだ」と供述が微妙に変わっていた。  さらに検察の取り調べで「飲酒した量や時間、そしてどれだけのアルコールが体内に残っていたかという本人の自覚の部分についての供述が変わったのではないか、と言われている」(同)。

山口達也 急転否認のウラに「TOKIO復帰」の打算 その1

2020年10月03日 06時26分57秒 | 日記
9/25(金) 5:30配信 東スポWeb
 道交法違反(酒気帯び運転)容疑で警視庁に逮捕されたTOKIOの山口達也元メンバー(48)が24日朝に送検、そして夜に釈放された。当初は〝予定調和〟で進むとみられていたが、急きょ捜査当局の姿勢が180度転換した。まさかの勾留請求、さらに釈放後には本人立ち会いのもと、深夜に異例の家宅捜索を敢行したのだ。いったい何があったのか。
 午後3時半ごろになって、検察が勾留請求。東京地裁は認めなかったが、それでもあきらめない検察は準抗告してまで、山口元メンバーの勾留にこだわったのだ。 「飲酒運転の末の軽い物損事故で、山口は取り調べにも素直に応じている。そんなに争う点はないとみられていただけに、勾留請求は驚きだった」とは司法関係者。

【機内でのマスク拒否】副操縦士のブログ 続き その2

2020年10月02日 06時03分02秒 | 日記
 乗客へのお願い事が航空上、必要ではあるが、そのお願い事の内容が理不尽だと思うのなら、それは現地に着いたあとで会社にクレームを入れればよい。そこの部分がこのお騒がせ男の空気の読めないところであった。現場のクルーには会社からの通達を曲げてOKする権限がないことくらいこの空気読めない男にも分かったはずである。
 とにかくこの男の行動で彼以外のすべての乗客が「到着遅延」という迷惑をこうむったのである。この男がつまみ出される際に機内で拍手が起こったということで、この男はこれを「同調圧力」といった。大多数の意見に従わないで圧力をかけられるという風潮が今後の世の中に悪い影響を与えるだろうとも述べているが、まったくの的外れである。周囲の大多数が間違っているのではなく、ただ単にあなた一人が自分の主張を通すために周囲に迷惑を及ぼしているだけなのである。まったくの勘違いである。
 このような人は公共交通機関には乗ってほしくない・・・とたぶん多くの人が思うだろう。

【機内でのマスク拒否】副操縦士のブログ 続き その1

2020年10月01日 06時53分59秒 | 日記
 マスク拒否で機内で暴れ途中降機させられた男について某航空会社の副操縦士の方のブログを引用してきた。
 当然であるが機内そして飛行中は非日常の世界であり、ある意味「危険空間」なのである。近年のフライトは確かに安全ではあるのだが、10万回に1回のフライトで重大な事故がおこり数十人~数百人が亡くなるのである。世界のどこかで飛行機事故の話は結構な頻度で耳にする。
 となるとやはり乗員乗客はすべからく安全飛行に協力すべき義務があり、機内では担当者(クルー)のお願いは「どんなことでも」受け入れるのが鉄則である。
 そのお願いが妥当か理不尽かの問題ではない。また実効性があるかないかではない。また科学的根拠があるかないかでもない。彼らは商業飛行なのだから顧客に高飛車にならないように「お願いであって義務じゃない」とはいうのであるが、これは航空機という特殊性を考慮して乗客は「義務」とみなすべきである。