ほとんどはじめての試みです。写真は、12月3日、夕暮れ時。
ふたたびは逢うか逢わぬかやじろべえ傾く方から一歩退く
ハンカチの対角線にある寡黙時間がコトリ落ちゆく波紋
気が抜けたビールのように笑えますほろ苦き澱咀嚼しながら
沈黙のかたちを満たすコップ酒ゆるゆると飲みゆるゆると酔う
ざっくりと無想の鎌で刈る草を横たえている墓標のごとく
夜削る鉛筆は鋭く尖れかし自分史記す小さき字のため
自分史をつつけば赤い不発弾マニュアルなくし錆びゆくままに
匿名に包囲されてるわがブログ非国民とのコメントが付く
不都合な星を墜として生き延びた四分の三世紀なおも曲折
自画像に塗れない色が多すぎて結局残るへのへのもへじ
出てほしくない星も出る地平線私はいつも出遅れた星
ショスタコの五番はやはりレクイエム若きあの日の私のための
世の中をはらりと見せる観覧車回ればきりり軋む感傷
ふたたびは逢うか逢わぬかやじろべえ傾く方から一歩退く
ハンカチの対角線にある寡黙時間がコトリ落ちゆく波紋
気が抜けたビールのように笑えますほろ苦き澱咀嚼しながら
沈黙のかたちを満たすコップ酒ゆるゆると飲みゆるゆると酔う
ざっくりと無想の鎌で刈る草を横たえている墓標のごとく
夜削る鉛筆は鋭く尖れかし自分史記す小さき字のため
自分史をつつけば赤い不発弾マニュアルなくし錆びゆくままに
匿名に包囲されてるわがブログ非国民とのコメントが付く
不都合な星を墜として生き延びた四分の三世紀なおも曲折
自画像に塗れない色が多すぎて結局残るへのへのもへじ
出てほしくない星も出る地平線私はいつも出遅れた星
ショスタコの五番はやはりレクイエム若きあの日の私のための
世の中をはらりと見せる観覧車回ればきりり軋む感傷