六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

秋の植物たちと、そしてうちの同居人(?)

2015-09-05 00:51:32 | 日記
 もう稲刈りを迎えたところもあるという。
 しかし、この辺りは総じて遅場米の産地(ハツシモなど)であり、今は稲の花盛りである。
 田園地帯に育ったひとには珍しくもなんともないが、なかには、「エッ、稲って花が咲くの」という都会ぐらしの人もいらっしゃると思い、ここに近くで撮したものを掲載。

    

 もう一つは、二階の私の部屋の窓辺のマサキの実。こんなまんまるで可愛い表情をしている。この樹、3ヶ月ほど前には、こんな細かな花をつけていたのだった。
 やがて秋が深まり、冬に近づくと、この実は赤く色づいてくる。鳥たちがそれを目ざとく見つけて食べにやってくる。それを観るのも楽しみだ。

  

 そしてこの樹の下の方の枝には、この前も書いたが、目下、キジバトが巣をかけ、抱卵中なのだ。2週間ほどで孵化し、さらに2週間ほどで巣立ちを迎えるという。
 それから逆算するに、孵化は間近いといえる。わくわくするほど楽しみだ。

 なぜこれを同居人というかというと、巣の位置が、一階の南側、私の目線より少し上で、その距離はわずか2m程の至近距離にあるからなのだ(2階のベランダからも見下ろせる)。

            
 
 だから、私が巣の方を見ると、当然目線が合うのだが、若干の警戒はするかもしれないが、外見上(鳥の表情はわからない)さして動揺もせず、抱卵を続ける。
 それでも、できるだけ刺激は避けているのだが、用があって、たまたますぐ下を通りかかっても平然としている。
 これだけの信頼関係(?)にあるのだから、同居人といっていいだろう。

 外出の折、近くの鎮守様を通りかかったら、心なしかモミジの色が変わり始めたような気もする。
 「ひとはいざ心も知らず」ではないが、季節の営みは、そして動物たちの営みも、確実にその時間軸に沿って歩み続けているようだ。

         

 それにしても、昨日と土曜日は天候に恵まれたが、日曜日からはまた雨に見舞われるという。これも自然の営みだから致し方ないが、今はあまり激しく降るなと祈っている。
 子育てに専心しているキジバトのためにだ。
 叩きつけるような雨のなか、身じろぎもせず卵を守る親鳥の姿は、あまりにも切なくいじらしい。




コメント
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