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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

【老人の性】赤い玉がコロンと出て・・・・

2015-11-07 01:04:29 | よしなしごと
 ここしばらく前から、2、3の週刊誌が競うように「老人の性」を取り上げ、「80歳からのセックス」とか「死ぬまでセックス」とかのアジテーションを繰り返している。
 もちろん、それらの記事は読んだことはなく、電車の中吊りか新聞広告で見出しを読むのみだが、そのターゲットにされている老人の身としては、「そんなのほっといてくれ」と思いつつも、いささか関心もある。

             

 なんのためにいま、そんなキャンペーンなのだろう。高齢化社会に対応して老人を読者に取り込もうという魂胆もあるだろう。バイアグラなどの強壮剤やサプリメントとの提携もあるかもしれない。あるいは、ソープランドなどのセックス産業との提携か。
 あ、そうだ、安倍内閣が推進するという「一億総活動」の一環かもしれないななどとも考える。

 もう20年ほど前、行きつけの喫茶店で『黄昏流星群』という『ビッグコミックオリジナル』に連載している弘兼憲史の劇画を観ていたが、こちらの方は老人の性をサラッと描いていた。これを書くために調べてみたら、今なお連載中で、単行本の巻数は50冊もあるというから驚いた。
 週刊誌のそれは、これをもっとどぎつく、性行為にのみ限定した記事のように思える。

             

 老人の性については、女性の場合、大岡越前が母に女性のそうしたことへの関心はいつまでと尋ねたところ、その母は黙って火鉢の灰をかき回したという逸話がある。この話のオチは「灰になるまで」だということらしい。

 それに相当する男性篇についてはこんな話を聞いたことがある。男性の場合、その射精の最後に、小さな赤い玉がコロンと出てきて、それで「ハイ、打ち止め」になるというのだ。もっともらしいがもちろん何の根拠もない。



                     


 この話を、ちょっと小悪魔風の女性にしてやったら、「へえ~、面白い。その赤い玉を見てみたいっ!」とのたまうので、「じゃあ、その赤い玉が出るまで私と付き合うかい」と誘ったら、「やだ~、もう」と笑い転げていた。
 こちらには多少その気があったのに、「一億総活動」の機会をのがしてしまったのは残念だ。
コメント
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