映画を観て、CDを買って、ものを食ったという単純な話を書き始めたのだが、脱線が多いのでダラダラと三回目になってしまった。
しかし、考えてみたら、何を食って何を飲んだという話なんぞ、ネットにはあふれていて面白くもなかろうから、今回はサラッと書くことにする。
行ったのが中央線の千種駅前のビルの地下にある店で、友人がネットで紹介していた店だ。ちょっとしたツマミで地酒を飲み、〆に蕎麦をたぐることができる。
これで三度目ぐらいか。いずれも映画の帰りだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/70/475322f70115c7d90449a0a3216411bc.jpg)
最初は、はりこんで純米吟醸を飲んだが、吟醸香はするものの少しネットリしていて、当たりが強すぎる。季節の白和えなどが当てだが、酒のほうが勝ってしまう。二杯目は少しサラット系のものを選んで、これが当たりだった。
買ってきたCDのジャケットやライナーノートを広げてさっと目を通す。両方共、洋版の原盤なので、理解するのにいささか手間取る。まあ、こんなところだろうと検討をつけ、必要な箇所は帰宅してから辞書をひくかPCの翻訳機能を用いて調べるしかない。
この店でも、BGMにクラシックがかかっていたが、ここのはやや趣が変わっていてブルックナーだろうか、重くて延々続く曲だった。
蕎麦は美味い。いつもうちで乾麺を湯がいて食べているが、それとは別の食い物だ。しかしそれはそれでいい。乾麺から手がけた自家製のものはまたそれでいいものだ。
中央線、東海道線、バスを経由して帰宅。
とまあ、こんなありきたりの話だ。しかし、家に閉じこもってポチョポチョやっている機会が増えた今日このごろ、会合から始まり、映画にCD選び、それに酒と蕎麦という一日は、私にとってはけっこう刺激的な日だった。
【おまけの余談】これは昨日のことだが、外出先から帰って玄関ヘ向かうと、自転車に乗ったおっさん(私と同年輩)が近づいてきて、「◯◯くんでは?」と問う。まさにその〇〇君だから、「そうですが」と答えると、「僕、誰か分かる?」ときた。どっかで見た感じだが名前などはとんと思い出せない。「顔は覚えているが名前は思い出せない」と正直に答えると、「中学校の同級生」とのこと。
少し絞りこまれたとはいえ、当時の同級生は8~9クラスあって、しかもひとクラス50人ほどであったから400人ぐらい候補者がいるわけだ。でもこれだけ親しく口を利いてくるというのはクラスも一緒だったとうことだから数十人に絞り込める。それに半分は女性だったから二十数人が候補だ。
順に記憶を手繰り寄せてゆくうちに、ふとある名前に行き当たった。とくに親しい仲でもなかったので自信はなかったが、どうもそれしかないということで、その名を口にしてみた。
それが正解で、それまで意地悪そうにニヤニヤしていた彼の表情が変わり、「よく覚えていてくれたね」といささか感動気味だった。卒業以来六十年余のあいだ(その間ろくすっぽ同窓会もなかった)を置いての再開であったから、初対面に等しかった。
お互いに「いま何やっとるの」とか、当時の同級生の動静などの情報交換をして別れた。
しかし、彼の名前を思い出せたことは我ながら奇跡的であったと思う。
なんか、少しだけ、自分に自信が持てた気がする。
しかし、考えてみたら、何を食って何を飲んだという話なんぞ、ネットにはあふれていて面白くもなかろうから、今回はサラッと書くことにする。
行ったのが中央線の千種駅前のビルの地下にある店で、友人がネットで紹介していた店だ。ちょっとしたツマミで地酒を飲み、〆に蕎麦をたぐることができる。
これで三度目ぐらいか。いずれも映画の帰りだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/70/475322f70115c7d90449a0a3216411bc.jpg)
最初は、はりこんで純米吟醸を飲んだが、吟醸香はするものの少しネットリしていて、当たりが強すぎる。季節の白和えなどが当てだが、酒のほうが勝ってしまう。二杯目は少しサラット系のものを選んで、これが当たりだった。
買ってきたCDのジャケットやライナーノートを広げてさっと目を通す。両方共、洋版の原盤なので、理解するのにいささか手間取る。まあ、こんなところだろうと検討をつけ、必要な箇所は帰宅してから辞書をひくかPCの翻訳機能を用いて調べるしかない。
この店でも、BGMにクラシックがかかっていたが、ここのはやや趣が変わっていてブルックナーだろうか、重くて延々続く曲だった。
蕎麦は美味い。いつもうちで乾麺を湯がいて食べているが、それとは別の食い物だ。しかしそれはそれでいい。乾麺から手がけた自家製のものはまたそれでいいものだ。
中央線、東海道線、バスを経由して帰宅。
とまあ、こんなありきたりの話だ。しかし、家に閉じこもってポチョポチョやっている機会が増えた今日このごろ、会合から始まり、映画にCD選び、それに酒と蕎麦という一日は、私にとってはけっこう刺激的な日だった。
【おまけの余談】これは昨日のことだが、外出先から帰って玄関ヘ向かうと、自転車に乗ったおっさん(私と同年輩)が近づいてきて、「◯◯くんでは?」と問う。まさにその〇〇君だから、「そうですが」と答えると、「僕、誰か分かる?」ときた。どっかで見た感じだが名前などはとんと思い出せない。「顔は覚えているが名前は思い出せない」と正直に答えると、「中学校の同級生」とのこと。
少し絞りこまれたとはいえ、当時の同級生は8~9クラスあって、しかもひとクラス50人ほどであったから400人ぐらい候補者がいるわけだ。でもこれだけ親しく口を利いてくるというのはクラスも一緒だったとうことだから数十人に絞り込める。それに半分は女性だったから二十数人が候補だ。
順に記憶を手繰り寄せてゆくうちに、ふとある名前に行き当たった。とくに親しい仲でもなかったので自信はなかったが、どうもそれしかないということで、その名を口にしてみた。
それが正解で、それまで意地悪そうにニヤニヤしていた彼の表情が変わり、「よく覚えていてくれたね」といささか感動気味だった。卒業以来六十年余のあいだ(その間ろくすっぽ同窓会もなかった)を置いての再開であったから、初対面に等しかった。
お互いに「いま何やっとるの」とか、当時の同級生の動静などの情報交換をして別れた。
しかし、彼の名前を思い出せたことは我ながら奇跡的であったと思う。
なんか、少しだけ、自分に自信が持てた気がする。