六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

今年最初のビワの収穫

2016-06-05 18:11:49 | 日記
 梅雨入り宣言、田植えの開始とこの地方ではそれらしい季節を迎えているなか、今年はじめてのビワの収穫をした。ここでの友人たちのところでは、もう一週間も前に収穫をしたとのことだが、わが家の木の位置はあまり日当たりが良くないせいで、この時差なんだろう。

          

 今年は、かなり実がびっしり付いているので、ひとつひとつは小さいのではと懸念していたが、穫ってみるとそうでもない。ばらつきはあるがまあまあの大きさだ。
ただしわが家の木、伸びるがままに放置した結果、高くなりすぎて、上の方は収穫不可能。なっている分の一割も穫れないだろうと思う。

          

 穫れた分は例によって娘が勤める学童保育の子どもたちのおやつになる。子どもたちの喜ぶ顔を想像しながら、老骨に鞭打って、脚立に登って実をもぐ訳だが、しかし、無理は禁物。落っこちたりしたらそのまま寝たきりになる可能性が大だから。
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田んぼウオッチングとかわいい訪問者

2016-06-05 02:27:47 | よしなしごと
 周辺の田んぼが少なくなったと嘆くものをここ2、3回は書いてきただろうか。
 それらは世の移り変わりに沿ったものだからどうにもしようがないのだとは思うが、ここでの住まいがもう半世紀以上になり、もはやここが故郷であり、かつ、終の棲家となってしまったこともあって、ここの原イメージ(田んぼの中の一軒家)のようなものがどんどん変わってしまうことにはやはり寂しさを禁じ得ないのだ。

           

 生涯、10回近くにわたって住まいを変えているが、それらはすべて20代の中頃までで、その内でわりあい長かったのは大垣郊外への6年にわたる疎開生活(1944~50)だから、その印象はいまでも残っている。そこもまた、田園地帯だったことを考えると、田んぼは私の原風景かもしれないなどと考えてしまう。
 
 そんなわけで、居ながらにしての田んぼウオッチングは私の趣味であり憩いと癒やしの時間でもある。だから、今年の春以来、うちの2階から見える田んぼが一挙に10枚近くなくなる(大型ドラッグストアの進出のため)というのは、きわめて不穏当な問題なのだ。

           

 だからして、残された田んぼの動向が例年以上に気になるのだが、この辺の県産米の種類(霜が降りる頃に収穫するから「はつしも」)からして、毎度のことながら田植えも稲刈りも遅い。
 でも、別に同じ品種を「セーノ」と揃えなくてもいいじゃないか、自分のところは違う品種でもっと早く植えて早く収穫するというところがあってもいいじゃないかと思ったりもしていたが、最近、それは不可能なのだということがわかるようになった。

           

 というのは、むかしのように自然の小川から取水をし、田に水を張るのとは違い、U字溝が張り巡らされ、所々に設置されたポンプが必要な時期だけ水を汲み上げて給水するシステムである現状においては、その運用の効率性からいって、各自がそれぞれ勝手に田に水を張ることはできないのだ。給水はいついつからいついつまでと決められたら、その期間に合わせた田植えしかできない。だから、「セーノ」と揃えなければならないのだ。

           

 そうした事情もあってか、この地区では、何日か前からやっと田に水が張られることとなった。そして今日(6月4日)、私がウオッチングしている田でも、やっと田ならしをした。ここはかなり独自のやり方をしているようで(農機具専門の友人からいろいろ感想を聞いている)、それだけにウオッチングのしがいがある。
 写真を見ていただくと、彼がどんな環境のなかで稲作を行っているのかがお分かりいただけるだろう。
 田ならしが始まるとさっそくカラスが現れて、ほじくり出された虫をついばみ始めた。

            
            バックの木々の白や黄色に見える花はすべて栗の花

 じつは、この日、すでに田植えを終えた田んぼを見つけた。私が徒歩で散策する範囲内では一番早い田だと思う。とはいえ、早苗のひょろひょろした感じからして、昨日ぐらいに植えられたばかりだろう。
 年々、容易に見ることができる田が減りつつある状況からして、あと何回か残された(私の年齢も勘案して)田んぼウオッチングの機会を大事にすべきだろうと考えている。

             
        
 田んぼとは関係ないが、写真を撮っていたら、今年はじめて聞くあの小鳥のさえずりが・・・。あの声はと思って目を上げると、黄色いくちばし、黄色い足のあの鳥が、すぐ近くの電線にとまってさえずっているではないか。なによりもこの鳥の特徴はこの深い尻尾の切れ込みだ。スズメより一回り小さいのに、その鳴き声は多彩で面白い。
 そう、カワラヒワとの今年最初の出会いであった。

カワラヒワ、写真は私のものですが、以下の動画と鳴き声はネットから拾ったものです。

 https://www.youtube.com/watch?v=_z8IrAWKFmY







 
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