■これは、私の友人、劉永昇さんがFaceBookに載せた記事のシェアーのようなものだが、今年度の「地方の時代映像祭」のグランプリは名古屋テレビ制作のドキュメンタリー「掌で空は隠せない」に決まったという。
■このドキュメンタリーの題材は、1923年の関東大震災当時の朝鮮人虐殺事件の3年後、三重県熊野市木本町で起こったやはり朝鮮人虐殺事件を巡るものだが、恥ずかしながら私もつい最近まで知ることのなかったものである。
■それがどのような事件であり、その後、どのような扱いを受けているかは最後に貼り付けたそのドキュメンタリー自体の内容を観ていただきたい。
■なお、冒頭で述べた劉氏は私も参加する同人誌「追伸」の編集長であり、同時に、現在、この木本事件についての記事を同志に連載中である。
■そしてこのドキュメンタリーにも要所要所で探求者として登場している。
■いささか先回りになるが、朝鮮人犠牲者が眠る極楽寺の住職、足立氏には感服する。従来からの犠牲者の墓の他に、さらに追悼碑を建て、その横に彼自身の「葬送の言葉」を刻んだ碑を建てている。
■まずはその受賞作をじっくりご覧いただきたい。