今日の「朝日」朝刊に1ページならびに3ページにわたって江川紹子の安倍襲撃事件についての見解が載っていた。
江川は、山上容疑者が統一教会の被害者であることを認め、その後この教会のカルト性について延々と語っている。
そしてその結論は、「周りに相談する相手さえいたらこの事件は防げたのに」だ。
え?え?え? 政治のセも、自民のジも、安倍のアも(正確には冒頭に単なる名前として出てくる)まったく出てはこない。
これではなぜ山上君が安倍を襲ったのかまったくわからないではないか?山上君が単なる妄想にとち狂っただけの誤爆事件なの? あなたが延々指摘するカルト教団が、堂々と許されてきて、政権中枢部とも深い関わりがあったことについてはどう思うの?
周りに相談する人がいたらカルトの被害はほんとうになくなるの? そのカルト教団が政権や体制と結託しているからこそ堂々とその犯行が継続してこれたのではないの? 山上君のような被害者が司法、立法、行政などの場でその被害を解消できる可能性を予め奪われていることこそが問題なのではないの? それを周りの人との相談に矮小化するなんて・・・・。
この事件についての江川などの評論家や「朝日」など主要メディアの着地点があからさまに見えて腹立たしい記事だった。
これで、安倍の国葬にまっしぐらで、カルト教団と政界との闇も有耶無耶にされてオシマイって脚本がはっきり見えるではないか。