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ちょっと妄想中。
某日、歌舞伎座の弥生興行。
掉尾を飾るのは海老蔵の助六。
自分的には最近では旧歌舞伎座のさよなら興行(H22)、竣工後の杮落とし(H25)に続くものでしたが、超豪華キャストだったさよなら興行の助六(団十郎)、通人(勘三郎)は杮落しを待つことなく鬼籍に入り、杮落しで通人を演じた三津五郎も、今回場内に「三回忌追善」という遺影が掲げられていて、本当に色々あったんだなぁ、と感慨しきり。
そんな助六、お芝居そのものは素晴らしい!と反芻しているところですが、もう一つ反芻というか、妄想しているものがあります。
それは揚巻とか白玉とかの道中、禿が捧げ持っている漆塗りの箱。
上映中の写真はないので、色々探したら、江戸東京博物館の展示[助六の三浦屋前の場面」というのが、そのサイト(かTripadviser)にありました。
人形です
この向かって右側の禿が捧げ持っている箱です。
お芝居の中でも煙管が重要な小道具になるので「煙草盆」だと1000%思っていた(真実もたぶんそう)のですが、さっき、菊正宗さんのサイトでこんなイラストを見て、「あれれっ」と思ってしまいました。
こちら
四角い「指樽(さしだる)」です。
「矩形立方体の箱のような樽で、室町時代ごろから使用され、貴族が用いた樽といわれています。円型の樽が発明されていないころは、立方体の樽であったことが偲ばれます。」
というものなのですが、なにか姿形が似ていませんか?
そう考えると、助六で出てきた件の箱、いわゆる二次元というのでしょうか、裏側が良く見えない(見えなかった)んですよね。
お殿様のもの
#文化遺産オンライン「致道博物館」蔵
まあ、冷静に考えると、指樽には「栓」を挿すようになっていますし、そもそも芝居の展開上、煙草盆なのでしょうが、傾城がお酒を従えて歩いていた、というのも面白そうじゃあありませんか。
ついでにもう片方の禿は酔いざめの妙薬「袖の梅(以前ご紹介)」を携えているので、これぞマッチポンプ!です。
失礼しました。。。。。。。
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