牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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さすが名門酒会さん。生酒コンテスト「熱闘! 夏生甲子園」の目的如何?

2017-03-25 12:12:12 | 附属酒類経済研究所
                           
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隠し切れない隠し酒、の居酒屋の前に、こんな看板が。




春の生酒、です。


火入れを一切行わない「生酒」。

「本生(ほんなま)」「生々(なまなま)」とも呼ばれたりしますが、いわゆる「しぼりたて」がその代表格。
その意味で春のお酒、と言えるでしょう。
(まあ、業界的には、「夏の生酒」というプロモーションもあったりしますが)


そんな生酒ですが、最近目にすることが多くなりました。


冷蔵での物流技術の向上もあるのでしょうが、それよりもマーケティングの切り口として注目されているから、という印象が強いです。


その意味で、コンクール・ブーム?に乗る形で、燗酒コンテスト、ワイングラスでおいしい日本酒アワード(冷酒)と来て、次は生酒コンテストなどが立ち上がるのでしょうか?と思ったりしたのですが、、、、、


ちょっと調べたら、こんなのがあったんですね。





「熱闘! 夏生甲子園」

夏の生酒!を展開されている岡永さん(名門酒会)が2006年頃にやられていたようです。

ホームページによれば、

一般愛飲家の方を対象にした「一般部門」と、酒販店・料飲店対象の「プロ部門」の2部門にわけ、今年ラインナップされた〈夏の生酒〉を試飲いただき、アンケートにお答えいただこうというもの。

というそうです。

さすが岡永さん。先見の明というか、日本酒愛というか。


そして、さらに「さすが岡永さん(その2)」と感じたのは、次の一節。

人気ランキングや様々な賞を決めたり、というお遊び企画はもちろん、それぞれのお酒の味わいの特徴や印象、どうしたらより美味しく楽しめるか等々、〈夏の生酒〉をもっと楽しむために、皆さまの声を集めるのを目的としています。


以前も書きましたが、どうも昨今のコンクール・ブームでは「人気ランキングや様々な賞を決めたり」がメインになり、それで売ってやろう意識が強く見えますね。


そこはさすが日本酒愛の岡永さん、ランキングは「お遊び企画」で、「それぞれのお酒の味わいの特徴や印象、どうしたらより美味しく楽しめるか等々、〈夏の生酒〉をもっと楽しむために、皆さまの声を集めるのを目的」とは、全くの同感です。


ただ、現在も「夏の生酒」は続いていますが、この企画自体は無くなってしまったようです。


「〈夏の生酒〉をもっと楽しむために、皆さまの声を集める」という目的が達成されたからなのかとか、あるいはランキングが独り歩きするようになったからかなぁ、とか想像されますが、、


今度お会いする機会があったら、聞いてみましょう。




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