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ユング心理学でわかる8つの性格/福島哲夫

2013-06-04 | 読んだ本
ユング心理学でわかる8つの性格という本を読んだ。

この本は占い本のノリでユングの説く8つの性格タイプを解説している。(とても簡単に読める。)そして試しにやってみると、たしかに当たっている。

人は        思考型(論理や理屈を大切にする)
                   ↑
感覚型(そのままを感じる)←   → 直感型(その場のひらめきやアイデアに長ける)
                   ↓
          感情型(相手の気持に共感する)

この4つのタイプがあり、更に外向的・内向的によって違うので、8つのタイプに分かれるそうである。

自分タイプの真向かいにあるものが自分に劣っている要素だそうで、これをいきなり目指すのはなかなか難しいから、まずは両隣のタイプを補っていくことを目指すと魅力的になれますよ、と言う。

さらにこれは「何がよい」「悪い」と言うものではないそうだ。
一般的に内向的より外向的の方が、活発で友達も多いし良いように思われるけれど、内向的な人は外向的の人には無い配慮があったりすると言う。

この本はあくまでこれで自分の正直で素直なタイプを探しましょう、それを伸ばしていきましょう、と説く。
悲しいことは、内向的な人が「これではいけない」とムリに背伸びして外交的に振舞ったり、本来の自分でないキャラを自分で、或いは周りから期待されて演じてしまうことであると言う。

そんな必要はありません、あなたは今の性格のままでよいのです。ただもう少しこう言う所をこうすれば更に魅力が出てきますよ、と暗示してくれる。


今まで30代ぐらいまで、自分は話しベタだし消極的で友達も少ないことが、心のどこかでコンプレックスになっていた。親にも「協調性がない」だの「友達が少ない」だの妹と比較して評されてきたし、今で言うママ友、公園デビューとやらもkekeのためだと仕方なくやっていたけど、心のどこかで「これは自分じゃない」と思っていた。

それが40代になったあたりから、オバタリアンの開き直りで「だって大勢でいると疲れちゃうんだもん」と思い始め、子供に関するつきあいが薄くなった辺りで、どんどん1人で行動するようになり、「短い人生だからこれはこれでいいや」と思っていた。

それは「内向的性格」だからである。
もともとが人の思惑を気にせず、自分の思うように行動したい性格だったのだ。
この本を読んで、みにくいあひるが白鳥になったような気持である。

私はこのままで良かったのだ。ムリに大勢の輪に入ることもせず、数少ない友達に理解してもらいながら、のびのび生きていけば良いのだ。そう思えば、なんと人生晴れやかなことだろう。

ちなみに、自分と逆の要素を補いたい場合は、自分のパートナーや友達に逆のタイプをもってくると、その人を見ているうちに少しづつ自分の劣等機能が目覚めてくると書いてある。

そう言えばこの前G子から来たメールに「最近T男が大勢で飲みに行ったり、道に困っている人に道を教えてあげるようになった。(前はそんな事しない人だったのに)私の影響みたい。」と書いてあった。

まさにこの場合、内向的なT男は、外向的なG子という恋人を経て、自分の劣等機能を高めていると言ったところなのか。なるほど、なるほど。。。