きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

写真が消える

2014-01-03 | 日記
今しがたせっかく撮った「日の出の写真」を、PCのデスクトップの貼っておくのも心配なので、外付けハードディスクに保存しておくことにした。

私は今までドライブで撮った道路・景色の記念写真を、ハードディスクに保存しているはずなのだが、ここしばらく面倒くさくてデスクトップに置いたままだった。それもついでに外付けハードディスクに保存しなおそうと思ったのである。(このナルシストさが笑える。)


そこで事件が起きた。
なんと、外付けハードディスクの写真のフォルダが開かないのである。クリックしても「フォーマットしますか?」みたいな表示しか出てこず、そのフォルダのバイト数はゼロである。
今までの数々のドライブ写真がパーになってしまうとは・・・呆然としてしまった。

でも幸い、音楽データの方は壊れてなかったからヨシとしよう。
消えたのはこの4~5年1人で車を乗り回して撮った道路や道行く風景の写真だけのよう。ちょっとショックだったけど気に入っているのはだいたいこのブログにアップしたはずである。まぁいいや。


しかし、まったくデジタルって言うのは恐ろしい。
パソコンがもう10年近いので、そろそろやばいかもと思って、数年前に外付けハードディスクを用意したのにそちらが無くなってしまったとは。油断もすきもありゃしない。

この前秀クンの、会社で使ってるPCが立ち上がらなくなって、あの秀クンが必至でテレホンセンターに電話をして、回復を試みたのは、現場の写真もそうだが子供の写真が消えたと思って慌てふためいたようだ。

そもそも、こんな小さな物質(ハードディスク)一つで、今までのもの、思いでも記録も全て何でもかんでも収まるなんて思うのがおこがましいのか。
前に1度音楽データもなくしてしまったことがあるので、(何故か分からないがXアプリに移行する時だったか?にソニックステージの初期版にとったのが全部消えた。)悲しいけれどデジタルなデータはこう言う事もあるのだ。さりとて命を取られる訳ではない。

昔のテープやMDの時代は、こう言う覚悟はしていなかったように思う。
無くしたとしても、そのテープを失くすだけで、今までとり貯めた音楽全てを失うことはよほどの事情でなければ無かったからである。
目に見えるそこにあり、いつでも手に取ることができた。

そう思うと、これが便利なのかどうなのか分からなくなる。
幸い、kekeの子供の頃の写真はまだPCが今のように普及する前だったので、ネガがどこかにあるはずだったり、写真アルバムになっていたり、小学生後半もCDにしてもらっているので、失われることはよっぽどの事で無い限りないだろう。こちらの保存の仕方のほうがよっぽど間違いなくたしかに思えるのだが、それは私だけなのだろうか。


ちなみにkekeのこの話をすると、「最低でも2箇所に保存しておかないアンタが悪い」とのことだ。
たしかに。

日の出

2014-01-03 | 車の練習
朝6時半。昨日見たギャラリーさんがいた、初日の出が見える場所に今日こそ向かう。

まったく同じように2リットルのペットボトルを持ってフロントガラスにお湯をざばざばかけ、車を出した。「ここだここだ」と思って、車と停めて外に出ると、おばあさんがぼんやり座っている。

あいさつすると「あなたも日の出を見に来たの?」と言う。
「昨日、この前を車で通ったら何人もの人がいてね、あぁここで初日の出が見えるんだなって思って来たのよ。」と言うので、「私もそうです。」と答える。

あなた、ここに座る?とお尻にしいてるチラシを指差すので、「いいえ、私は大丈夫です」と答える。
「それならもう少し、あちらの方よ。人が見ていたのはもっと向こうだったからね。」と言う。

そして待つこと20分ぐらいだっただろうか。
おばあさんもこちらに来て、またしばらく二人で待っていると、やがて太陽があがってきた。



意外にスピードが早い。刻一刻と上がってくる。
地球はこのスピードで回っているのだろうか。

今では朝日なんて、こうして車を出してやっとこさ見たりするけれど、昔はこんな光景が、夜空が当たり前にきれいに見えたのだろう。それは明日の活力になるにちがいない。
TVもゲームも、携帯も、ファーストフード、最近の刺激的な楽しみはそういうものを奪っていると思う。

おばあさんに良かったら後で写真を送りましょうか?と言おうと思ったが、目の前で朝日を見ていたら、そんなことが馬鹿げたことに思えてならなかった。
今、この目で見てるリアルにまさるものはなかったし、写真を撮ることすらもったないように思えた。
(でも改めてこうしてみると、写真撮ってよかったなぁとも思う。)

そして、太陽があがりきると、「あまり見てると目に悪いらしいからねぇ」と言っておばあさんは別れを告げ、どこともなく去っていった。