きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

初詣

2014-01-02 | 息子keke
kekeが、寝違えた首が痛いと言う。

首が痛いと言えば、去年の正月の私である。
最初は寝違えだと思っていたが、それからだんだんと痛くなり、翌日は起きることも困難になった。
今日初詣は無理かなぁと諦めた。

だがkekeは午後になると起きてきて、うろうろしているので「初詣に行くかい?」と言うとウンと言う。
そして行ってみたが、神社に入る前に既に長打の列である。
kekeは「すごい並んでる・・」と言い、どうするか悩んだが、運よく神社の駐車場が1台開いたようで、警備員さんがこっちに止まれと合図をしているので、そのまま行く。

しかし、駐車場ではないスペースに無理に押し込むノリでの駐車場所。
頭突っ込みなのに何度も切り返し、さらにこれ、この後お尻から出せるのだろうか、と言う一抹の不安がよぎる。

長打の列に並ぶと、kekeは「もう二度と来ない。」と言い出した。
「いったい何の為にこんなに並ばなきゃならないんだ?!」と怒り出すので、「自分から来るって言ったんじゃないの。」と言うと、「だから二度ともう来ない。首が痛いのに。」と言い、「(アンタに)気をつかってきたんだ。」と言う。

私は今まで、kekeはお墓や神社が好きな子なのだと思っていた。そういう目に見えないものをどこかで信じていて、それだけはついてくる子なのだと思っていたが、このセリフによると、墓参りも神社も、私に気を遣ってきていたのだそうだ、へぇ~。

さらにkekeの不愉快そうな態度は続き、「この人ごみはなんだ」と言い、「明日は約束があるのにマスクを持ってこなかった。」「車にあるからとって来ようか?」と言うと「いい」と言い、もう二度と来ないと繰り返す。
そんな事ばかり言ってみっともないので、「あんまりそういうこと言うと、バチが当たるよ」と言うと、「バチってなんだ!」とまた怒り出す。そして、靴紐がほどけたと言い、かがもうとして「あ、首が曲がらない」と言う。

「それじゃ、私がゆわいてあげるよ。」と言うと、「成人過ぎて親に結んでもらえるか」とまた怒る。「だって、首が痛いんだからしょうがないじゃない。」と言うと、「周りで見てる人はそう思わない」とまた怒る。

去年ここで1番の大吉が出たのに何もいいことがなかった。」
「健康で何もないのが一番いいよ。いいことがあれば次に下がる。いいことも悪いことも無いのが一番だよ。」
いっそのこと凶が出れば清々しい、おみくじが当たったことになる、とkekeは言う。

それでもだんだん順番は進んでいき、去年の平和に感謝しながら、参拝する。
そしておみくじを引くと、kekeは中吉で、私は末吉だった。

後ろの方で何やら騒いでいるご家族がいるので、どうしたのかと思ったら、奥さんが凶をひいたようである。
おみくじって末吉までしか無いのかと思っていたが、やはり悪いのも入っていることは入っているらしい。自分がひかなくてよかったと思う。(それに気づかせてくれたあそこの奥さんに感謝しよう。)


そのあと、また大変ながらも車をお尻から出し、やっと神社から出られるが、窓を開けていたので、大きなハチが入ってきて二人であっ!キャッ!と叫んだが、違う窓からあっと言う間に飛んでいった。

「あぁ、良かったハチがすぐ出ていってくれて、ついてた。」と私は言い、「こうして物事はいい面と悪い面があるんだ。ハチが入ってきて大変と思うか、ハチがすぐに出て行ってよかったと思うかで、その後の運勢が変わるんだよ。」と言うが、kekeは「そんな訳あるものか」、と言う。

「ほんとだよ。いろんな本に書いてあるよ。言霊って言うんだ。言ったことが本当にそう言う運を呼び込むんだよ。」
私はまた話す。

そう言えば、両親もそんなことを言っていて、いつも良かった良かったと言っていた。
その頃は今のkekeのように「何言ってやがるんだ」と思っていたけれど、私も30年近くたった今、同じようなことを思って、同じように言っている。

いつかはkekeの耳に届くだろうと思って繰り返す。