きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

kekeのバイト

2014-01-23 | 息子keke
朝、kekeが「バイトが決まったけれど昨日眠れなかったから行きたくなくなった」と言う。

「行きたくなくなった?!」と私は言い、「約束したものは絶対に行かなきゃダメだ」と言う。
kekeは「T駅だ」と言うので、私は瞬間的に「そんな所まで!電車代は?!」と言う。

「少し出る」とkekeは言い、「400円出る」と言う。

またか!と私は言い、「1日7時間だか8時間だか働いて、2,000円だか何だかジバラで電車代を払う!なんだそれは。そういうのは断われないのか。」

そう言うとkekeは「そう言うことを言うから行きたくなくなる」と言う。

私は「行きたくなくなる」にキレ、「言われたくなければそういう話を耳に入れないでくれ。」と言うと、「バイトの報告をしたのに」とkekeは言う。


私は無性に腹が立った。
うちだってハケンの人間を雇っている。そのハケン会社に月に何十万払っているか。
kekeの斡旋会社がそれで幾らもらっているのか、自分で直接働き口を見つければそんな日雇い労働みたいな、しかも交通費もろくに出ないなんて、バカにしてる。


そしてそれ以上に情けなくなった。

それでも一生懸命仕事を探してきたkekeに対する自分の言葉である。
とっさとは言え、何て言葉をつきつけたのだろう。
冷静に考える余裕があれば、絶対に「なんだそれは」なんて言えるわけが無い。

とっさだから、とっさに出たから、それが本心なのだ。
私は何冊ひきこもりの本を読んでも、心理学の本を読んでも、息子の心を逆撫でするようなことしか言えない。
息子を認められない、価値観を押しつけてしまう親なのだ。
それでもkekeは着替えてバイトに出かけた。


kekeが帰ってきて、私は謝った。
「朝はすまなかった、でも考えてごらん、1日幾ら稼いで、電車代をひいたものを時間で割ってごらん。その時給でお前が納得するならそれでいいんだよ。」

kekeはひとこと「お金じゃないから。」と言って、部屋に入っていった。

翌日もバイトに行った。
帰りにスーパーの袋いっぱいお菓子やカップヌードルを買って帰ってきた。

今日はバイトは休みだと言う。