昨日は寒かった。
朝も寒かったし、帰りも寒かった。
TVが無いことの弱点は、「天気予報は自主的に見ないとならない」ことだ。それが未だに習慣になっていない。つい昨日と同じように何となく捉えて、玄関を開けると「やっぱ寒かった」となる。
今日は、朝いきなり、まぶしい光!
まだ寒かった昨日の名残で、頬を流れる空気は冷たいけれど、日差しが昨日までと違うのを感じる。さすが清明。清明とは「万物に清新の気がみなぎる」時節だそうで、今日は車の窓も緑がまぶしい。桜が散ったら急に緑緑になった気がする。これを見たら「新緑」という二文字しか浮かばなかった。
ネットで調べると「新緑」は夏(初夏)の季語だそうだが、苺に新じゃが芋、筍もみんな初夏の季語らしい。東京は暖かいからもう初夏の季語でもいいのではと思い、今日はこれで一句にしてみた。
新緑や新車かほりて奥多摩へ
(季語:新緑)
昨日から借りている代車だが、クンクンクン。嗅ぐと新車の匂いがする。私は子供の頃、この匂いが大嫌い(匂いで酔ってしまう)だったけれども、自分で運転して車を買ってからこの匂いが好きになったのだ。本当は奥多摩ではなく、行き先は仕事場だけど、「仕事場へ」より「奥多摩へ」の方が何となく、新緑や新車の香りでドライブという雰囲気になるので、こっちにしてしまった。(少しだけフィクション)かおりも、「ほ」の字を使って昔風にしてみたよ。
でも、この句だけを読んで、果たしてその意味(情景)が通じるのかどうか・・・は不明。。。
それでも切れ字「や」を使ってみたり、自分なりに俳句の王道ルールに沿って作ってみた。。。。夏用の歳時記もそろそろ買ってみようかな?