昨日は、結局最後のグループしか計画停電が実施されませんでした。それも、対象とされた区域のごく一部でした。
それに対して、今日は、朝からすべてのグループで計画停電が実施されました。ただし、昨日同様、対象区域のすべてが実施されるわけではなく、対象区域の一部の市町村のまた一部の地域ということです。変電所単位での送電停止であるため、行政区域と一致しないことが混乱の原因となっています。
私たちが住む八王子周辺は、第2グループということで、一番停電が厳しそうな午後6時20分~10時の予定でした。
準備は万端ではありませんが、一応、停電の前にやるべきことはうやっておこうということで、早めに風呂に入り、5時半頃から夕食を摂りました。
で、その6時20分を過ぎても電気は切れず、テレビでは最終の第2グループも計画停電を実施と報道していました。これは、八王子は対象から外れたかと思いました。
と思っていたら、ニュースで計画停電の様子を報じていて、暗闇の映像とともに八王子のテロップが見えました。自動車が照らす薄暗い風景を見ていて、見覚えがある風景だなあと思ってら、八王子市役所前の交差点でした。
本当にすぐ近くで停電は実施されていたんですね。3時間半は不自由でしょうが、こうしたことが4月いっぱい続くとしたら、早めに経験しておきたいという気持ちもありました。しかし、準備が十分でもないので、買占めパニックが収まって、多少装備が整ってからの方がいいかもしれません。
株価が猛烈な勢いで急落したり、ただでさえ巨額の財政赤字の中、これまた巨額の復興資金が必要になるなど、難題山積で、いずれにしても、日本全体が落ち着くまでにはしばらく時間を要しそうです。
しかし、今回の計画停電についても、それほどの非難の声はなく、日本全体で苦難を分かち合おうという声が大勢のように感じます。普段、いろいろ言われる若い人たちも、同じような意見の人が多いように思います。そういう意味では、日本の民度、倫理観、モラルというのはなかなか捨てたものではないと思いますし、実はこれは非常に大切な国力の源だと思います。
海外からも多くの支援をもらっています。こうしたことに応えるためにも、日本全体で前向きにこの試練を乗り越えていきたいですね。